【台風第19号に関する情報】令和元年10月12日17時18分 気象庁予報部発表

2019年10月12日(土)17時18分 株式会社サニースポット

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令和元年 台風第19号に関する情報 第73号
令和元年10月12日17時18分 気象庁予報部発表

7都県に大雨特別警報を発表中です。これまでに経験したことのないような記録的な大雨となっている所があります。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。最大級の警戒をしてください。大型で非常に強い台風第19号は、12日夜から13日未明にかけて伊豆半島から関東地方を通過する見込みです。東日本を中心に広い範囲で猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなり、東日本では記録的な暴風や大雨、高潮のおそれがあります。

[台風の現況と予想]
 大型で非常に強い台風第19号は、12日16時には下田市の南西約90キロの海上にあって、1時間におよそ35キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の南東側330キロ以内と北西側260キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は、12日夜から13日未明にかけて、非常に強い勢力から強い勢力となって伊豆半島から関東地方を通過し、温帯低気圧の性質を帯びつつ速度を速めながら福島県沖へ進む見込みです。その後、13日夕方までには、北海道の南東海上で温帯低気圧に変わるでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 東日本から東北地方の太平洋側では、海上を中心に猛烈な風が吹き、うねりを伴った猛烈なしけとなっています。
 13日にかけて、北日本から西日本の太平洋側を中心に、広い範囲で猛烈な風や非常に強い風が吹き、海は猛烈なしけや大しけとなるでしょう。
 
 13日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  東海地方、伊豆諸島    45メートル(60メートル)
  関東甲信地方       40メートル(60メートル)
  東北地方         35メートル(50メートル)
  北陸地方         27メートル(40メートル)
  近畿地方、中国地方    25メートル(35メートル)
  四国地方         23メートル(35メートル)
  北海道地方、九州北部地方 20メートル(30メートル)
 13日にかけて予想される波の高さは、
  東海地方、関東地方、伊豆諸島  13メートル
  東北地方            11メートル
  北海道地方、北陸地方、近畿地方  7メートル
  中国地方、四国地方、九州北部地方 6メートル
です。
 暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

<高潮>
 台風の接近に伴い、13日明け方にかけて、北日本から東日本の広い範囲で潮位が高くなる見込みです。特に静岡県や神奈川県では、過去最高潮位を超える記録的な高潮となるおそれがあります。
 台風が接近・上陸する静岡県や関東地方を中心に、沿岸施設では重大な災害のおそれがありますので、高潮や、高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重に警戒してください。

 <大雨・雷・突風>
 東日本の太平洋側を中心に、台風本体や台風周辺の雨雲がかかり雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降っています。
 群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県に大雨特別警報を発表中です。これまでに経験したことのないような記録的な大雨となっている所があります。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。最大級の警戒をしてください。
 また、関東甲信地方や東海地方、近畿地方では、土砂災害や洪水警報の危険度が非常に高まっている所があります。「極めて危険」(濃い紫)の領域では、命に危険を及ぼす土砂災害や重大な洪水害がすでに発生しているおそれが大きい極めて危険な状況となっています。
 13日にかけて、台風本体や台風周辺の発達した雨雲の影響で、東日本から東北地方の広い範囲で雷を伴った猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。東日本を中心に広い範囲で総雨量が多くなり、観測史上1位となるような記録的な大雨となる所があるでしょう。

 13日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
  北陸地方       400ミリ
  東北地方       300ミリ 
  関東甲信地方     250ミリ 
  伊豆諸島       200ミリ
  東海地方       150ミリ
  中国地方       120ミリ 
  北海道地方、近畿地方 100ミリ
です。 
 土砂災害、低い土地の浸水に最大級の警戒をして下さい。河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

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