台風19号 福島県に残した爪痕 阿武隈川氾濫

2019年10月13日(日)14時0分 tenki.jp

列島を縦断した最強台風19号。福島県の中心部を流れる阿武隈川では堤防が相次いで決壊。いたる所で冠水しています。

福島県では“初"の特別警報

きょう13日正午までの、主な地点の48時間降水量は、
川内村で445.5ミリ、伊達市の梁川で217.0ミリなど県内アメダス5地点で通年での観測史上1位を更新。そのほかの地点でも10月の観測記録を塗り替える記録的な大雨となりました。
福島県に特別警報(大雨)が発表されたのは、2013年の運用開始以来初めてのことです。
上記の画像は福島県の中央を流れる阿武隈川のけさの様子です。茶色い濁流が勢いよく流れ、水位がかなり上昇していました。

市街地でも阿武隈川からほど近い国道115号の鳥谷野交差点あたりで水があふれ、道路が水没しています。

福島県の中央に位置する本宮市の阿武隈川の様子です。濁流が護岸を乗り越えて、居住区に流れ込んでいる様子が見てとれます。本宮市に近いアメダスではこの48時間で郡山が195.5ミリ、二本松で193.0ミリでともに10月の観測史上1位を更新しています。

天気は回復しますが、引き続き、警戒を!

雨は既に上がり、県内各地で青空が広がっていますが、阿武隈川では水があふれ、今も冠水している所があります。上流で降った大量の雨水が、主流に流れ込み、引き続き予断を許さない状況です。また、これまでの雨で地盤の緩んでいる所がありますので、急な斜面付近では土砂崩れに警戒して下さい。

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