28~29日は再び冬の嵐 警報級の暴風雪も 12月初めまで冬型長引く 積雪増加へ

2023年11月26日(日)15時53分 tenki.jp

あす27日に日本海を前線を伴った低気圧が進み、28日〜29日は日本付近は強い冬型の気圧配置に。北陸から北の日本海側を中心に雪や風が強まり、再び冬の嵐。今回の冬型は12月初めにかけて長く続き、雪の影響が長引きそうです。積雪も急増する可能性があり、雪の事故などに注意。

あす27日前線通過で雨の所も 一旦寒さ緩む

あす27日は、朝には日本海に前線を伴った低気圧が発生し、北東へ進む見込みです。また、日本の南の海上を前線が通過するでしょう。
沖縄、九州から関東にかけては、晴れる所が多いものの、湿った空気が流れ込んで、所々で雨が降りそうです。
朝は沖縄や九州南部で雨が降りやすく、日中も広い範囲ではありませんが、四国から東海の太平洋側で一時的に雨が降るでしょう。
低気圧が通る東北は、今夜から雨や雪のエリアが広がり、あす27日は広く雨や雪に。内陸部や山沿いは湿った雪になりそうです。沿岸部ほど風もやや強まるため、車の運転などは十分ご注意ください。北海道は、朝と夜を中心に、所々で雪や雨でしょう。
あす27日は、朝はけさより冷え込みのゆるむ所が多くなるものの、北日本の平地や、東日本の内陸部では0℃近くまで冷えるでしょう。雪の積もった所では、積雪や路面凍結に十分注意をしてください。特に、トンネルの出入り口付近や橋の上などは凍結しやすく、思わぬ事故につながるおそれがあります。
日中は全国的に気温が急上昇し、きょう26日より5℃以上高くなる所が多く、真冬の寒さだった関東は15℃以上となり、急に暖かくなりそうです。雪の積もった所では、一気に雪解けが進む暖かさになるでしょう。道路の状態が悪くなるため注意が必要です。ここのところ、寒暖差がかなり激しくなっていますので、体調管理にご注意ください。

28日〜29日 北日本や北陸で警報級の暴風雪となる恐れ

前線通過後は、28日から29日は、日本付近は強い冬型の気圧配置になるでしょう。
北陸は28日の午前中は雨の所も次第に雪に変わりそうです。北日本の日本海側も雪や風が強まり、再び冬の嵐となるでしょう。
28日から29日にかけて、「暴風雪警報」が発表される可能性は、新潟県や東北の日本海側で「中」、北海道の日本海側の広い範囲で28日が「中」、29日が「高」と出ています。
また、「波浪警報」の発表される可能性は、28日、29日ともに石川県で「高」、新潟県で「中」となっています。雪を伴った風が非常に強く吹く恐れがあるため、交通への影響などに十分注意し、早めに備えを行ってください。
今回の冬型の気圧配置は、12月初めにかけて長く続き、雪の影響が長引きそうです。積雪も急増する可能性があるため、雪の事故などに十分ご注意ください。

風雪・大雪・低温に伴うリスク

風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。

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