広島・横浜など湿度20パーセント台が続出 火の元に注意 空気の乾燥いつまで?
2023年12月4日(月)14時39分 tenki.jp
4日月曜の午後は、関東や東海など東日本だけでなく、西日本でも空気がカラカラに乾いています。14時までの最小湿度は、広島市・前橋市・千葉市・横浜市・静岡市など、20%台の地点が続出しています。東京都心は1週間連続して湿度が30%まで下がりました。火災の発生しやすい状態となっていますし、インフルエンザなどにも注意が必要です。
湿度20%台が続出 東京都心は1週間連続30%台
4日月曜は、アメダス(日照時間)を見ると、北海道から九州の広い範囲で日差しが降り注いでいます。午前中は関東・東海など東日本を中心に空気が乾きましたが、広い範囲で良く晴れている分、午後は西日本でも空気がカラカラに乾いています。
14時までの最小湿度は、広島市で24%、前橋市・千葉市・横浜市・静岡市で29%と、20%台を観測した地点が続出しています。和歌山県かつらぎ町・愛媛県宇和島市は28%と、共に今シーズン初めて30%を下回りました。
東京都心は31%と、1週間連続で30%台を観測しました。
火災の発生しやすい状態となっていますので、お出かけ前やお休み前には、火の元の確認を忘れないでください。また、空気が乾燥することで、インフルエンザなど、体調管理にも注意が必要です。
空気が乾燥 インフルエンザに注意
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50〜60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。
空気の乾燥いつまで?
ただ、この空気の乾燥が続いた状態も、いったん終わりが見えてきました。
5日火曜〜6日水曜は、西日本や東日本の広い範囲で雨が降るでしょう。東京は7日木曜も、雨の降る時間がありそうです。この雨で、空気が潤いますが、一時的です。8日金曜には、また広い範囲で晴れて、週末は、空気の乾く所が多くなりそうです。
空気がカラカラに乾く日は、加湿器を上手に使うなど、対策を心がけてください。