寒波の峠越え明日は小康状態 週末は再び寒気南下で大雪に

2020年12月17日(木)15時45分 ウェザーニュース

2020/12/17 15:30 ウェザーニュース

週明けから続いていた一連の寒波はようやく峠を越え、明日18日(金)は雪が小康状態になる所が多くなります。上空の寒気が後退するため、北陸の平野部などは雪から雨に変わる見込みです。

これまでに積もった雪が残っている所では、雨に変わることで路面の状況がかえって悪化する可能性があります。車や徒歩など移動をする場合は、十分に注意をしてください。

19日(土)には強い寒気が南下

週末になると一旦、北へと退いた寒気が南下する予想です。平地で雪になる目安の、上空1500m付近で−6℃以下の寒気は、関東北部から瀬戸内海あたりまで下りてきます。さらに北海道上空には−18℃以下という、一冬で何度もないような非常に強い寒気が流れ込んでくる見込みです。
今回の寒気は長く居座るものではないものの、冬型の気圧配置が強まって、北日本では今週前半以上の強さで大雪をもたらす可能性があります。19日(土)から20日(日)の前半にかけて警戒が必要です。

新潟・群馬の山沿いは週末で1mの雪を予想

積雪の予想

週明けからの寒波で特に大雪となった新潟・群馬県境付近の山沿いで、週末に再び雪の増えるおそれがあり、局地的には2日間で1m前後の積雪を予想しています。また、北陸から東北、北海道にかけて日本海側の広い範囲で20〜60cmの新たな雪が積もり、東北は太平洋側でも一時的に雪が強まる見込みです。
明日18日(金)は群馬県みなかみ町や新潟県津南町など記録的な大雪となった地域でもプラスの気温が予想されます。積もった雪の一部が溶けるなど、雪質が変化した上に、新たな雪が多く積もることで、山間部では雪崩の危険性が増します。雪下ろしが済んでいない屋根からは落雪のおそれもありますので、小康状態となる明日の昼間のうちに、できる範囲の対策を済ませるようにしてください。

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