台風23号(クロヴァン)発生 約1か月ぶりの台風発生
2020年12月20日(日)16時0分 ウェザーニュース

2020/12/20 16:07 ウェザーニュース
12月20日(日)15時、南シナ海で発達中の熱帯低気圧が台風23号(クロヴァン)になりました。
この先、スプラトリー諸島(南沙諸島)付近からベトナムの南へ西進し、勢力を落として熱帯低気圧に変わる見込みです。日本への影響はありません。
▼台風23号 12月20日(日)15時
存在地域 南シナ海
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 25 km/h
中心気圧 1000 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
12月の台風発生も珍しくはない

平年の台風発生数
台風23号は今年12月に入ってから1つめに発生した台風です。
12月の台風発生数の平年値は1.2個ですので、台風が発生すること自体は珍しいことではありません。台風の発生が最も少なくなるのは2月頃です。
なお、一年間の台風発生数の平年値は25.6個ですので、今年は平年より発生数がやや少ない状況です。7月までに発生した台風の数が2個と非常に少なかったことが影響しています。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風23号の名前「クロヴァン (Krovanh)」はカンボジアが提案した名称で、木の名前からとられています。