【OIL by 美術手帖ギャラリー】Yohta Matsuoka個展「Still Painter life」を1月19日(金)より開催。近代日本絵画とストリートカルチャーを融合させた新しい解釈を提示。

2024年1月12日(金)15時16分 PR TIMES

OIL by 美術手帖ギャラリー(東京都 渋谷区 渋谷PARCO2階)では、Yohta Matsuokaの個展「Still Painter life」を2024年1月19日(金)〜2月5日(月)にかけて開催します。本展は、アートやストリートカルチャーに切り込んできたフリーマガジンHIDDEN CHAMPIONがキュレーションを行い、日本のライブペイント・シーンの黎明期である2004年から「JONJON GREEN」名義で壁画やライブペイントを主体として活動してきたYohta Matsuokaの新作を発表します。

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概要


このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、Yohta Matsuokaによる個展「Still Painter life」を開催します。本展は、アート、ファッション、写真などストリートのカルチャーに深く切り込み、創刊以来20年にわたって紹介してきたフリーマガジンHIDDEN CHAMPIONが企画・キュレーションする展覧会です。
Yohta Matsuokaは、日本のライブペイント・シーンの黎明期である2004年から「JONJON GREEN」名義で壁画やライブペイントを主体として活動を始めました。80年代のデザイナー集団から強い影響を受けたことから、色彩豊かな図形や反復するパターンなどを組み合わせた抽象作品を軸としており、国内外の多くの場所に巨大な壁画を残してきました。その後、壁画だけでなくキャンバスを支持体として用いるようになると、自身の原点に立ちかえる新たなスタイルを生み出しました。2020年に起きた世界的なパンデミックによって世の中の活動が強制的にストップした時、その世界に対して何らかの対応を行う必要性を感じたYohta Matsuokaは、時が止まり色を失ったモノクロの世界に、原初的感覚の赴くままに、静物画のなかに「球体」を置いた作品制作を始めました。
「誰もが簡単に認識できる象徴的なオブジェクトをいくつか置いてみると、その世界には何らかの反応が現れたように感じました。そしてその状況を遠くから眺めていると、私が選んだオブジェクトの配置によって人の顔が存在しているように見ることができたのです。それは、時が止まり色を失ったはずの世界に、やがて陽が昇るのだということを予感させる『夜明け前 / Before Dawn』のようでもありました。」
そう語るYohta Matsuokaの『夜明け前 / Before Dawn』作品シリーズは、静物画に時間軸を設定することにより、暗闇は星空を感じさせるグラデーションに変化し、球体は意志を持って遊び出し、古い世界の残置物は徐々に色を帯びはじめ、希望に溢れた新しい一日へと向かって進み始める世界を表現しています。
本展では2021年より発表している『夜明け前 / Before Dawn』シリーズをベースに、自身のルーツであるグラフィティアートを組み合わせた新作を発表します。本格的なアーティストとしての活動を開始する以前のYohta Matsuokaが影響を受けたカルチャーを、近年の作風と組み合わせることで、独自の視点によって昇華し、新たに生み出された作品群です。近代日本画家の構図を再構築し、ストリートのエッセンスを加えたYohta Matsuokaの静物画に対する新たな解釈を、この機会にぜひご覧ください。

アーティスト・ステートメント


美大受験を目指していた高校生当時、静物デッサンと平面構成を来る日も来る日も描いていたのと同時に、アメリカ発祥のグラフィティアートに心頭し、スプレー缶を片手に夜のストリートの闇に紛れて自由に描く事への欲を満たしていた。

だから今、静物画とグラフィティアート、対局にあるこの二つが組み合わさる事に自分の中では妙にしっくりくるのだ。
テーブルには富と実りの象徴としての果実が転がり、花瓶にはグラフィティーアートのスローアップやタギングが重なる。

違和感が画面を彩り、古典に現代が重なる。

古き物と新しき物が同一に並び、現実的な世界に記号や象徴が入り込む。

絵画は自由だ。
けれど制約や様式を習いつつ、自分なりの解釈と経験を生かし、進化する事で得られる自由がそこにはあると思っている。

Yohta Matsuoka

作品紹介


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販売について


出展作品(一部をのぞく)は、会場および、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。

オンライン販売開始|2024年1月22日(月)16:00〜
販売URL|https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733

※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売を終了させていただくことがあります。
※オンライン公開は、会場販売開始後となるため、公開時点で売り切れの場合がございます。予めご了承ください。

アーティストプロフィール


Yohta Matsuoka/松岡 洋太
1978年、群馬県高崎市生まれ。多摩美術大学卒業。2004年より日本のストリートカルチャーシーンの中で「JONJON GREEN」名義でライブペイントを主として制作活動を始める。80年代のイタリアを中心に生まれた色鮮やかで刺激的なデザイン集団「メンフィス」に大きな影響を受けたことから、パターンで構成するダイナミックかつ自由度の高い抽象表現を壁画に応用し国内外に数々の大型作品を残す。2021年より、原初的な感覚でモノクロの画面に球体や棒などのシンプルなオブジェクトを配置する静物画の作品制作を開始。本名である「Yohta Matsuoka / 松岡洋太」名義にて個展『Before Dawn(夜明け前)』(SORTone、東京、2022)を開催し国内外から注目を集め、イギリスで個展『Before Dawn』(MOOSEY、ノリッジ、2023)を開催した。オブジェクト同士の偶発的な関係性によって得られるシミュラクラ現象を通して、物体が持つ本来の姿とは違うユーモアを創造することを考察している。

展示詳細


Yohta Matsuoka「Still Painter life」
会場|OIL by 美術手帖ギャラリー
会期|2024年1月19日(金)〜2月5日(月)※会期中無休
開場時間|11:00〜21:00
入場|無料
企画|HIDDEN CHAMPION
共催|OIL by 美術手帖ギャラリー
展覧会詳細|https://oil-gallery.bijutsutecho.com/
お問い合わせ| oil_gallery@ccc.co.jp
※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。状況に応じて変更の可能性がございます。最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。 https://shibuya.parco.jp/

〈オープニングレセプション〉
1月19日(金)19:00〜21:00
会場|OIL by 美術手帖ギャラリー
作家も在廊予定です。予約不要・入場無料。

ギャラリー情報


OIL by 美術手帖(ギャラリー)
[画像5: https://prtimes.jp/i/58854/739/resize/d58854-739-9f11062a96019d6b9500-0.jpg ]


住所 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階
電話番号 03-6868-3064
MAIL oil_gallery@ccc.co.jp
アクセス 渋谷駅ハチ公口徒歩5分
URL https://oil-gallery.bijutsutecho.com/
Twitter @OILbyBT
Instagram @OILbyBT_gallery

アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」とは?


これまでアートシーンの動向を伝えてきた『美術手帖』が、日本を代表するギャラリーやアートストアとともにつくる“オンラインでアート作品を購入できるサービス“です。メディアとしてアートと社会をつなぐ役割を担ってきた『美術手帖』は、このサービスを通じて「アート作品の購入」という体験をお届けします。2019年秋には、渋谷パルコの2階にギャラリーをオープンし、アート作品との出合いの場を創っています。
https://oil.bijutsutecho.com/

CCCアートラボ


CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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