持続可能な環境・社会に対する取り組みが認められ 国際認証「B Corp(TM)」を取得
2025年3月17日(月)14時46分 PR TIMES
エスエス製薬株式会社(オペラ・グループ、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ニクヒレッシュ・カルラ)が日本の事業を担うOpella.(オペラ、サノフィ・コンシューマー・ヘルスケア事業部)は、2025年1月末にアジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)地域において、厳しい基準(Bインパクトアセスメント)をクリアした社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度であるB Corp認証を取得しました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/146627/25/146627-25-a61cc30a4cdd0873a298db3cf1eb6de1-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]エスエス製薬株式会社は、B Corp(TM)︎として認証されたOpella Asia, Middle East and Africa(AMEA)の一員です。
AMEA地域における当認証取得は、大規模に展開するコンシューマー・ヘルスケアに特化した企業としては初となります。B Corp認証の取得は、セルフケアにおける持続可能性を推進するオペラのリーダーシップを示すものであり、一企業としてのみならず、セルフケア業界の発展にとって重要な節目となるものです。オペラは、AMEA地域18カ国において事業を展開しており、日本、インド、中国、韓国、オーストラリア、トルコ、東南アジア、中東、アフリカの国々で、数百万世帯(注1)がオペラのヘルスケアブランドを使用しています。これらのブランドにはTelfast、Enterogermina、 Lactacyd Cenovisや、国内ではEVE(イブ)、アレジオン、ハイチオール、ドリエル、エスタックなどが含まれます。
オペラはこれまでに北米、南米、西ヨーロッパ(フランスを除く)、中東欧においてB Corp認証を受けており、今回のAMEA地域の認証により、世界41カ国でB Corp認証を取得するに至りました。オペラはグローバル事業全体でのB Corp認証取得を目指しており、AMEA地域での取得はその重要な一歩です。
エスエス製薬 代表取締役社長 ニクヒレッシュ・カルラ(Nikhilesh Kalra)のコメント:
「この認証は、現状に挑戦し、世界で最高水準の企業を目指し、世界に貢献できる事業を展開するという私たちの情熱とコミットメントを反映しており、各国での厳格な監査を経た1年にわたる活動の成果です。最近の調査(注2)によれば、アジア太平洋地域の消費者にとって持続可能性が最も重要な関心事の一つであり、これまで以上に購買決定に影響を与えていることが明らかになっています。B Corp認証の取得は、消費者、地域社会、そして地球に持続的な価値を創造するという私たちの意志を反映しています」
オペラ チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)、マリッサ・サレツキー(Marissa Saretsky)のコメント:
「B Corp認証の取得は、セルフケアにおける持続可能性を推進するというオペラの揺るぎないコミットメントを明確に示すものです。この認証を得るためには、私たちの社会的および環境的実践に対する深く徹底的な評価と、測定可能な変化が求められました。このマイルストーンは、認証された国々のグローバルポートフォリオを拡大し、私たちの持続可能性の旅における重要な一歩を示しています」
オペラは、「より健康的な地球環境」と「より健康的な社会」の実現を目指すという事業の柱を通じて、持続可能なセルフケア環境を構築することへのコミットメントを示しています。
オペラAMEA地域の環境および社会の持続可能性における取り組みには、次の内容が含まれます。
- 2025年までに製造拠点の炭素排出量(スコープ1&2)を2019年比で65%削減することを目指し、2024年には64%削減を達成
- 2025年までに製造拠点の電力を100%再生可能エネルギー(注3)から調達することを目指し、2024年には93%を達成
- 2025年までに製造拠点での廃棄物ゼロ(注4)を達成することを目指し、2024年には4つの拠点のうち2つで達成
- 2030年までに製造拠点で生産される製品の90%をリサイクル可能な包装にすることを目指し、一部のブランドでリサイクル不可能なPVCアルミブリスターからリサイクル可能なプラスチック容器に移行
- 2022年から2030年にかけ、地域のNGO/NPOとのパートナーシップを通じて、清潔な水へのアクセス向上や大気汚染削減など地域のニーズに応え、220万人以上の方々に直接的な恩恵をもたらすことを目指します。また、2022年から2024年の間に、Save the Children、Hope Foundation、Naandi Watersなどとの協働により、38万人の方々に向けて直接的な恩恵を創出
オペラの事業を日本国内で担うエスエス製薬での取り組みには次の内容が含まれます。
- 成田工場において埋め立て廃棄物ゼロを達成
- 製造拠点および自社の配送センターで100%再生可能エネルギーを使用
- 成田工場での国内向け製品の製造において100%FSC(R)認証紙を使用
- 1製品あたりのエネルギー使用を、2019年比で22%削減
- 2019年以降、スコープ1およびスコープ2の排出量からのCO2を77%削減
- 経営層男女比率において、女性登用50%以上を達成、維持
B Labとは、企業の社会的・環境的影響を評価し、一定の基準を満たした企業にB Corp認証を付与する、国際的な非営利団体です。 B Lab によって認証された企業は、すべての人々、コミュニティー、そして地球に利益をもたらすために世界経済を変革する国際ネットワークの一員として、包摂的で公平かつ再生可能な経済のグローバルムーブメントにおけるリーダーとなっています。B Lab は、企業の社会的および環境的影響全体を評価し、B Corp 認証を取得するということは、企業が高い水準の社会的・環境的パフォーマンス、説明責任、透明性を備えていることを意味します。
B Labの日本での窓口であるB Market Builder Japanについては、こちらを参照ください。https://bcorporation.jp/
オペラのB Corp認証について詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.bcorporation.net/en-us/find-a-b-corp/company/sanofi-consumer-healthcare-japan/
Opella.(オペラ)について
オペラは、サノフィのコンシューマー・ヘルスケア事業部門であり、フランスに本社を置き、11,000人以上の知識と経験、情熱を有する従業員と、13の最先端かつ戦略的な製造拠点、4つのサイエンス&イノベーションセンターを有し、100カ国で事業を展開しています。Allegra、Doliprane、Dulcolaxなどの象徴的なブランドを擁するオペラは、世界中で5億人以上の消費者にサービスを提供し、OTC(一般用医薬品)およびVMS(ビタミン、ミネラル、サプリメント)市場で世界第3位の事業規模を持ちます。オペラは、高齢化や所得水準の上昇、健康と福祉への意識の高まりなど、世界各地でみられる持続可能な長期的なトレンドを背景に、急成長する業界で事業を展開しています。
オペラの使命である「Health. In your Hands.(あなたの健康を、あなたの手の中に)」について詳しくは、www.Opella.com(https://www.opella.com/en)(英語・フランス語)をご覧ください。
エスエス製薬について
エスエス製薬はOTC医薬品やヘルスケア製品に特化した製薬会社です。1765年の創業以来、260年にわたり健康へのニーズに応えるさまざまな製品を提供しています。2017年にはフランス・パリを本拠とし、グローバルヘルスケアリーダーとして100カ国以上で事業を展開し、幅広い医療ソリューションの創出・研究開発・販売を行っているサノフィ・グループの一員となり、日本市場でのコンシューマー・ヘルスケア事業「Opella.(オペラ)」を担っています。エスエス製薬は、今後も「スイッチOTC医薬品」など付加価値の高い医薬品の開発やセルフメディケーションの推進を通じて、人々の健康と生活の質の向上に貢献してまいります。 エスエス製薬株式会社の詳細は、https://www.ssp.co.jp/ をご参照ください。
注釈:
1,ニールセン調べ(NielsenIQ Panel On Demand Homescan, AU Sanofi Consumer Healthcare.)
2,IQVIA調査(IQVIA BASES Consumer Survey data across 14 markets (SG, MY, TH, ID, PH, VN, TW, HK, CN, JP, SK, AUS, NZ, IND) September 2023 and Holiday Consumer Outlook 2023 (AUS, CN, IND, ID, SK, SG, TH))
3,エネルギー効率の向上と、利用可能な場合には再生可能エネルギーの直接調達を行います。例えば、チュニジアの製造拠点では再生可能エネルギーが利用できません。
4,地域のインフラに応じて、実現可能で許可されている場合に限ります。
B Corp認証を除き、このプレスリリースに記載されているすべての商標はサノフィ・グループの所有物です。