【大病を経験した後に夢を実現!】がんと共生しながら絵本作家になったカーブス会員の女性が伝えたい、当たり前でない、かけがえのないもの
2025年3月24日(月)11時0分 PR TIMES STORY
「体が変われば心が変わる。心が変われば毎日が変わる。毎日が変われば人生が変わる」
49歳でがんの宣告を受け、1年半にわたる治療ののちに「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」で運動を始めた元看護師の美和さん(53歳)。カーブスの店内に掲げられた言葉を見て、人生が大きく変わりました。
運動を通じて気持ちが前向きになり、「絵本作家」になる夢を実現した彼女に、出版までの経緯や作品に込めた想いなどをインタビューしました。
− 昨年、絵本を出版されました。いつから絵本作家になりたいと思っていたのですか。
私は小学校の卒業文集で、将来の夢をふたつ書いていました。ひとつが「看護師」で、もうひとつが「絵本作家」です。ひとつ目の夢の看護師は、私が3歳のときに生死にかかわるような大病をしたと、両親から聞いたことがきっかけでした。医療の恩恵を受けた恩返しに、「人の役に立つ仕事」がしたいと考えていました。そのために学校で看護を学び、20歳で大学病院に入職しました。
もうひとつの夢である絵本作家については、「人を笑顔にできるものを作りたい」というのが動機でした。夢を実現するために、小学生の頃から「未来の夢が叶うノート」と題したノートに、日々感じたこと、感動したことなどを日記のように書きとめるようにしていたんです。今回、これまでのことをとりまとめて、絵本として出版することができました。
小学校の卒業文集にふたつの夢を書いた頃
− 子どもの頃に描いた夢を、ふたつとも実現されたのですね。ひとつ目の夢、看護師になってどうでしたか。
看護師になってからは、外科、内科、精神科、手術室看護を経験しました。その後、「がん化学療法看護認定看護師」の資格を取得して、10年間がん看護に従事しました。
そんななか、人生が一変するような出来事が起こりました。自分で見つけて、おそらくそうだろうとわかっていましたが、「乳がん」と診断されたのです。49歳のときでした。まさか自分ががんになるとは正直思っていませんでしたが、勤務先の病院で、信頼する医師から宣告を受けたのが、せめてもの救いでした。
がん治療は自分が専門に学んできたことなので、手術療法、薬物療法、放射線療法とフルコースの治療を冷静に受け入れることができました。副作用の脱毛はありましたが、せっかくの機会と考えて、ショート、ボブ、ロングの3種類のウィッグを準備して、治療中でも美しくいることを心がけました。
看護師の仕事は天職だと思っていたので、はじめは、できるだけ早く復帰したいと考えていました。1年半でおもな治療は終わり、現在は内服薬と4週に1回の受診ですが、1日のなかでも体調に波があります。これまでと同じように職務を果たすことができないのであれば、少しの間、自分の時間を充実させる期間にしようと思い、いったん離職することにしました。
看護師として病院勤務していた新人の頃(右からふたり目)
− そのようななか、どのような経緯で絵本作家になる夢を叶えられたのでしょうか。
仕事を辞めてからは、昔やっていたフラメンコを再開したり、ガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、大好きなワインに合う料理を作ったり…、1日1日を大切に、丁寧に生きることを心がけていました。適度な運動は、がんの予防にもつながるので、健康のためにカーブスにも通い始めました。
カーブスは家から近く、30分で効率よく運動できるのが気に入って始めたのですが、体だけでなく、心も変化するのを感じました。店内に掲示された「素直な自分をほめよう」「カーブスは自分の花丸を見つける場所」「体が変われば心が変わる。心が変われば毎日が変わる。毎日が変われば人生が変わる」など、たくさんのプラスのメッセージ、コーチもメンバー(会員)さんもいつも笑顔にあふれていて、気持ちのよい空間…。そのなかで体を動かしているうちに、自分の考えがどんどんポジティブな方向に変わっていったんです。
「いつか、やってみたいと思っていた夢を叶えるのは、今なのではないか」そんな思いに突き動かされて、出版社の「絵本大賞」に応募しました。それがきっかけとなって昨年6月、絵本「1日1日だワン」(文芸社)を出版することにつながったのです。
笑顔があふれる店内で運動をしているうちに、
気持ちがポジティブに(カーブスのコーチと)
− 絵本を通じて、どのようなことを伝えたかったのですか。
もともと、言葉が持つ力を何らかの形で伝えたいというのは、子どもの頃から考えていたことでした。病気になる少し前、これまでの生活のなかで大切にしてきたこと、看護師の経験から感じてきた命の大切さなどを形にできたらいいなと、漠然と考えていました。
ちょうど、がん治療がひと段落し、愛犬が人間の年齢でいう60歳の還暦を迎えるタイミングで、一緒に世の中に残せるものはないかと考えたのが、今回の作品です。愛犬である豆柴・聡次朗さんの目を通して、日本の美しい四季と、1日1日の大切さを伝える内容になっています。私自身が大病をし、当たり前のことが、当たり前でない。明日があることは奇跡かもしれない。だからこそ、かけがえのない時間を、かけがえのない人と過ごしたいと考えるようになりました。そんな思いを、子どもだけでなく、大人にも届けたいという気持ちで書いています。残念ながら、主人公の聡次朗さんは出版から半年後の昨年12月に旅立ちましたが、最期まで家族として、美しく、強く生きてくれたことに感謝しています。
絵本には、愛犬の聡次朗さんが見た、美しい日本の四季が描かれている
− これからの夢や目標を教えてください。
日常、当たり前に流れている、当たり前でない、かけがえのないもの。子どもの頃からそれに気づいていたら、もっと毎日が明るくなり、違った生き方ができるのではないか。そんなことを伝えたくて、ひとつでも多くの絵本を生み出せたらいいなと思っています。
それとともに、仕事を始めるパワーがついたら、また看護師に戻りたいという気持ちはあります。たとえ医療の現場が難しくても、何らかの形で、人のために何かできればと思っています。
− ありがとうございました。
<著書のご紹介>
「1日1日だワン」
文:さいかみわ/絵:池田はち (さいかみわ/いけだはち)
出版社:文芸社 発刊日:2024/06/15
「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」とは
女性の健康に必要な3つの運動「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」が「1回30分」「予約不要」でできる女性専用のジム。独自に開発した油圧式マシンは、ひとりひとりの体力や筋力に合わせて簡単に強度を調節でき、「専門コーチのサポート」もあるので、運動が苦手・不安な方でも安心して取り組むことができる。
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