人と広告に多くの接点を。ジーニーが提供する新しいコミュニケーションデザインのカタチ。
2025年3月31日(月)15時0分 PR TIMES STORY

欠かせないマーケティング戦略の一つである“ブランディング”
直近の広告業界の課題とは
近年、デジタルメディアの進化に伴い広告業界は新たな展開を迎えています。
その中でも、DOOH(デジタル屋外広告)とCTV(コネクテッドTV)広告という潜在層に向けた広告手法は、現代のマーケティング戦略において欠かせない「ブランディング」手段となっています。
DOOHは、ダイナミックなコンテンツを通じて通行人に対して注意を引きやすく、高い視認性があります。また、性別・年齢の属性データに基づいたターゲットに効果的にアプローチすることが可能で、例えば渋谷で20〜30代男性に訴求したい場合、過去の配信実績から該当する層の接触率が高かった渋谷のビジョンを選んで配信するといったことができます。
CTV広告は、視聴者の属性・行動データといったファーストパーティデータを活用してパーソナライズされた体験を提供することが可能です。これにより、ユーザーの興味関心度を効率的に高めることができるため、ブランド認知に効果的な広告媒体として需要が高まっています。
このように、ブランド認知に効果的な広告媒体は複数ありますが、同時に媒体の選定や予算配分の最適化といった課題も発生しています。プライバシー保護の観点からサードパーティクッキーの廃止が進む中、デジタル広告のターゲティングや効果計測が難しくなってきており、個別の媒体ごとでしか広告効果を測定できなかったり、そもそも媒体ごとに指標が異なっているため、全体としてもっとも広告効果に優れたチャネルが判別しにくくなってしまっているのです。特に、オンライン・オフライン間での広告効果の影響については、それぞれの計測方法の違いから可視化が難しいと言われています。
ジーニーが挑む新たなステージ
そこでジーニーは、自社テクノロジーを活用してDOOH、Web、CTVの広告枠へ動画広告を一括配信し、オンライン・オフラインの統合計測を行い、ブランド認知を最大化する広告配信プラットフォーム「Lumora™」を開発しました。
前述したように、通常はDOOHとWeb、CTVを掛け合わせて広告出稿すると、オンライン・オフライン間でデータを紐付けることができないため、各媒体の数値を同一の基準で比較・分析することが難しいのが現状です。
しかし「Lumora™」に配信を委ねることで、統合的な効果計測により媒体横断で広告結果を分析出来るため、広告主様や代理店様はPDCAを効率的に運用し、ブランド認知を最大化していくことが可能になります。
問題を解決するための開発経緯、そしてその奮闘
ジーニーとして、CTV領域へのサービス拡大は戦略の一つでした。市場ではCTVへの予算シフトが進んでいく中で連携は必要不可欠でした。しかし、単に「配信可能になる」だけでは競合他社との差別化にはならないと判断しました。そこでジーニーの強みである質の高いDOOHを活用し、広告主様や代理店様が抱えている課題を一元的に解決するための商品を検討しました。
課題解決の一つとして「オンラインとオフラインの総合的な効果計測」を実現するために、「Lumora™」の開発に至りました。
“Lumora”は造語で、「光り輝く」という意味を持っています。ナショナルクライアントやメディアクライアントが「Lumora™」を利用することで認知を高め、光り輝いてほしいという願いを込めました。
この「Lumora™」のプロジェクトは、各テレビ局や事業者、計測事業者へのリレーション構築、検証実施に向けたクライアントへの交渉、商品サイトの構築などを通じて、ジーニーの広告プラットフォーム事業を担う3人が奮闘してきました。
本サービスリリース準備に取り掛かるにあたり、CTV領域へのサービス展開に向けて事業部で既に展開しているサービスを軸とした強みのある商品構想や、ジーニーの他事業部との接点構築や折衝などのディレクションが必要でした。また、テストに参画してくださる代理店様や広告主様への交渉も進めなければなりませんでした。
そんな中、CTV周りは我々が検証を進める最中、配信環境が大きく変わり配信方法を一から練る必要が出てきました。プロジェクトメンバーは、テレビ局の各キー局へ再度ヒアリングをしに出向いたり、メディアと調整を図るなど、可能性を探るために一丸となって取り組みました。
そして、ジーニーの新しいブランディングサービスはようやくスタートを切ることができました。
ジーニーが提供していく“ブランディング”
ジーニーではすでに統合分析を実施しています。
検証では、DOOHと合わせ、1都3県のCTV保有者を対象としてCTV広告を1カ月間同時配信し、リーチ分析を実施しました。同時配信することで増加するリーチ数、各媒体のフリークエンシーなどの検証結果が明らかになりつつあります。
今回の検証配信では、DOOHとCTV広告の同時配信がリーチを増加させることが確認されました。
今回計測した各指標とブランドリフトの相関に基づいた運用を目指し、デジタル広告市場のトレンドに即した効果的なサービスを展開していく予定です。
ジーニーが届ける「ブランディング」は、高い視認性やパーソナライズされた体験を通じて、消費者との接触頻度を増やし、親しみを育むことができます。企業は競争の激しい市場でのブランディング戦略を強化することに期待が持てます。
「Lumora™」を通じて代理店や広告主様に新たなコミュニケーションデザインの価値を提供し、今後もブランディング領域においてジーニーが確固たるイメージを築き上げられるよう新たな挑戦をしていきます。
■ジーニーについて
ジーニーは、「誰もがマーケティングで成功できる世界を創る」、「日本発の世界的なテクノロジー企業となり、日本とアジアに貢献する」という2つのPurpose(企業の存在意義)のもと、企業の収益拡大・生産性向上など様々な課題解決につながるソリューションを開発・提供するマーケティングテクノロジーカンパニーです。
■会社概要
社 名:株式会社ジーニー
代 表 者:代表取締役社長 工藤 智昭
本 社:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー5/6階
設 立:2010年4月
資 本 金:100百万円(連結、2024年12月末現在)
従業員数:617名(連結、2024年3月末現在)
海外拠点:米国、インド、シンガポール、ベトナム、インドネシア、UAE
事業内容:広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業、海外事業、デジタルPR事業
U R L:https://geniee.co.jp/
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