廃漁具由来タイルが emmi 渋谷ヒカリエShinQs店の内装に採用

2025年4月3日(木)11時17分 PR TIMES

CO2を100kg以上削減でサステナブルなコンセプトを体現

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/27/102171-27-00eae017f4d7bfd45eb852e0039c865e-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「漁具から、価値の常識をひっくり返す。」 をミッションに、廃漁網の回収・リサイクルに取り組む漁網アップサイクルベンチャー amu株式会社(本社:宮城県気仙沼市、代表取締役CEO:加藤広大、以下amu)は、レディースファッションブランド 「emmi(エミ)」 渋谷ヒカリエShinQs店に廃漁具デザインタイル「amuca(R)タイル」を提供しました。2025年3月28日(金)の同店リニューアルオープンに際し、店舗の壁材として採用されています。

今回提供したamuca(R)タイルは、廃棄予定の漁網や瓶を原料にして、焼成工程を経ずに製造されています。そのため、漁網を処分する際の環境負荷の低減とタイルの焼成工程で生じるCO2の削減に寄与します。本タイルでは、合計約103.5kgのCO2が削減されました。

amuca(R)タイルは、ブランドのコンセプトや用途に応じたオーダーメイドデザインが可能で、サステナブルを実現しながら意匠性にも優れています。内装材としての使用のほか、テーブルやプランターなどの什器への展開も可能です。今後も、当社では漁具のアップサイクルを実現しながら、ブランドの思想を体現するプロダクトを製作してまいります。

emmiの店舗に廃漁具由来のデザインタイルが採用。サステナブルな思想を体現
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/27/102171-27-855b444db71bd0db1f7d1ac59cafd00e-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amu株式会社は、レディースファッションブランド 「emmi(エミ)」 渋谷ヒカリエShinQs店に廃漁具デザインタイル「amuca(R)タイル」を提供しました。emmiは、株式会社マッシュスタイルラボ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 近藤広幸)が展開する、デイリーウェアおよびウェルネス&トレーニングウェアを手がけるライフスタイルブランドです。

emmiは、自社製品へのリサイクル素材の積極的な活用、リアルファーの全面廃止や生産体制におけるCO2排出削減など、環境負荷の少ないサステナブルな取り組みを推進してきました。そのブランド思想が店舗設計にも反映され、今回のamuca(R)タイル採用に至りました。
廃漁具のアップサイクルとCO2削減を同時に実践。CO2は従来の製造方法と比較し103.5kg削減
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/27/102171-27-70763b227005d485b185aacac3a277e6-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
日本の海岸に漂着している海洋プラスチックごみのうち、漁業関連ごみは質量ベースで59.5%を占めています。(※1)海洋に流出した漁具は、ゴーストギアとして海洋生物を捕獲したり、マイクロプラスチックとなったりと生態系に大きな影響を及ぼします。海洋に流出する前に適切な処理を実施していかなければなりません。

しかし、使用済みの漁具は塩分や汚れを含んでおり、素材ごとの分別が必要な場合も多いため、リサイクルや処分方法は確立されていません。産業廃棄物として焼却や埋め立て処理されることはあるものの、焼却によるCO2の排出や埋め立てによる環境負荷は高いうえに最終処分場の利用状況も逼迫してきています。これらの産廃処理にかかる高額な処分費用を漁業者が負担する必要があり、漁師に経済的な負担を強いることになっています。

また、内装材に使用される一般的なセラミックタイルは、製造工程のなかで高温(約1000〜1300℃)の熱処理が必要であり、大量のエネルギーを消費します。CO2の排出量も多く、環境負荷の大きな要因にもなっています。近年では、省エネルギー型の焼成技術や、代替の製造方法による環境負荷の低減が求められています。

amuca(R)タイルはこれらの課題を同時に解消する、サステナブルなタイルです。今回提供したamuca(R)タイルは、宮城県気仙沼市で回収された廃漁具や廃ガラス瓶を原料とし、焼成せずに製造されています。これは同量のセラミックタイルを焼成製造した時と比較し、103.5kgのCO2削減・削減率:55.95%(※2)につながっています。

※1:環境省 海洋ごみをめぐる最近の動向
※2:合同会社ESSHにて算出
店舗空間に自然に溶け込む、シンプルで洗練されたデザイン
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/27/102171-27-71eb44b3b095fa08a10adaae9c44b8c9-1477x1108.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]写真左側のクローゼットにもamuca(R)タイルが活用されている
今回採用されたamuca(R)タイルは、ホワイトセメントを原料に、廃棄予定だった漁具やガラス瓶を混ぜ込んでいます。ホワイトを基調とした洗練されたミニマルデザインで店舗空間に自然に溶け込んでいます。近くで見ると、裁断された漁網も確認できます。漁具のアップサイクルであることをテクスチャーで表現すると同時に、emmiのコンセプトであるクリアモードやサステナブルのキーワードを体現しました。
ブランドの思想をすべて込められる内装材。什器への活用も可能
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/27/102171-27-770d4afe6dc5987d4f4fd3f7ca02a4af-1950x1097.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amuca(R)タイルは環境貢献、美しいデザイン、素材のストーリー性を兼ね備えたデザインセメントタイルです。リサイクルが難しい漁網やブイ、ロープなどを唯一無二の質感を持つタイルに変えることができます。

合同会社ESSHが開発する、異素材をまとめて固化できるセメント混和剤「Z.E.R.O」を活用することで、素材の分別をせずに廃材のアップサイクルを実現し、一般的な焼成タイルと異なり、焼かずに製造しています。焼成工程がなくなることによるCO2削減量の提示も可能です。
合同会社ESSH:https://esshcorporation.moo.jp/

また、使用後のタイルも新たなタイルの原料としてアップサイクルでき、持続可能なサーキュラーエコノミーに貢献します。混ぜ合わせる資材のオーダーメイドも可能で、ブランドイメージに合わせたデザインを実現できるほか、タイルとしてだけでなく什器や家具の素材としても活用することができます。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/27/102171-27-8601fd987b90c65d9d5b95ea491b5700-3900x2194.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]amuca(R)タグのQRコードから内容される素材のストーリーを伝えることができる
さらに、「amucaタグ」を活用することで、タイルに活用された廃材の詳細や活用に至ったストーリー、環境価値をビジュアルに訴求することができます。
今後の展望
今後、amu株式会社はディスプレイデザイン企業や空間設計企業を中心に、amuca(R)タイルを販売していく予定です。店舗の内装やインテリア、什器などにamuca(R)タイルを使用することで、お客様のストーリーやコンセプトを際立たせて表現することが可能です。また、タイル以外にもオーダーメイド製品もご相談いただけます。これからも、さまざまな形で漁具をアップサイクルを実現して、廃漁具リサイクルの推進を目指していきます。
タイルに関するお問い合わせはこちら :
https://www.amu.co.jp/contact
emmi 渋谷ヒカリエShinQs店 概要
リニューアルオープン日:2025年3月28日(金)
場所 : 渋谷ヒカリエ ShinQs 3F
所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs 3F
TEL : 03-6427-2975
営業時間:平日・土 11:00 - 21:00/日・祝 11:00 - 20:00
「廃漁網アップサイクルベンチャー」amu株式会社について
全国の漁港から回収した廃漁網をアップサイクルして価値ある製品を生み出す、宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーです。「いらないものはない世界をつくる。」をビジョンに世の中のゴミ、無価値とされているものを再資源化して新たな価値を吹き込みます。
会社概要
社名:amu株式会社
本社所在地:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
代表取締役:加藤広大
出資元:ANRI株式会社/UBE株式会社/株式会社ANOBAKA
事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売
設立: 2023年5月
HP:https://www.amu.co.jp/
ブランドサイト:https://amuca.world/
ブランドサイト(EN):https://amuca.world/en

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