万博会場のベンチから、大阪府民による記事が読める。万博終了後、ベンチは地域へ。万博を契機に、大阪の森の循環・想いの循環を目指す。
2025年4月7日（月）12時47分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-57b4d9b8b807a62a8cb124c43d7043a9-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]万博会場内「静けさの森」に設置された３種類の「想うベンチ」。
「想うベンチーいのちの循環」プロジェクトは、大阪産材を使ったベンチをつくり、万博に設置、その後は大阪各地で使っていただくプロジェクト（運営：エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社）。日本や世界で活躍するデザイナー3名が大阪の森を訪問し地域の製材所と形にしたベンチが完成し、万博会場に設置されました。ベンチにつけられた二次元コードから、大阪府民が「いのち」をテーマに企画・取材から制作まで手がけた記事や、大阪の製材所インタビュー、大阪の森の歴史までを掲載したウェブメディア(https://omoubench.jp/)が見られる仕組みで、万博会場のベンチに座り、森やいのちに想いを馳せる時間をつくります。
【プロジェクトのポイント】
・国内外で活躍するデザイナーが、大阪の木材を使ったベンチをデザイン。
・公募で集まった大阪府民が半年をかけて「いのち」をテーマに企画・取材した記事をプロジェクトサイトに掲載
・万博会場に設置されたベンチの二次元コードからプロジェクトサイトの記事が読める。
各分野で活躍するデザイナーが、森林や木材の現状や課題と向き合い完成したベンチ。
大阪の森林面積は全国で最小の約５万6000ヘクタール。それでも、府全体の約３分の１が森林です。その森林を健全に保つため、地元木材の使用を増やし、森の循環を促進する取り組みをしているエイチ・ツー・オー リテイリング（株）が主体となり、当プロジェクトがスタートしました。
１.日本で活躍する３名のデザイナーが大阪の森を訪問することからスタート。
今回、ベンチのデザインを担当したのは、建築やプロダクトなどの分野で国内外で活躍する佐野文彦氏、辰野しずか氏、松井貴氏の３名。万博開始の約１年前、2024年4月に大阪・南河内の森を訪問することからスタートしました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-683b0e1e88ac41f69bcd59de7ee49dfa-1858x1208.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]大阪府森林組合の堀切さんの話を真剣に聞き入るデザイナーメンバー。（左から：佐野さん、辰野さん、H2O島本、松井さん、堀切さん）
２.大阪の森林の現状
北に北摂山地、東に生駒山地、そこから南にかけて金剛山地、和泉山地が連なり、森（山）自体が県境になっている大阪。大阪の森の大きな特徴は、人々が暮らすまちと近い距離にあることです。森の資源を運んだりするのに便利がよく、大阪の森はまちの人たちのニーズに応じて、暮らしに必要なものを供給するために多重的に利用されてきました。ただ、高度経済成長期以降は木材の需要が減り、枝打ちなどの労力をかけて50年や100年かけて育てても、価格が上がらないため林業離れが進むという問題も。
＊大阪の森について、詳しくは「想うベンチ」WEBの以下記事でもお読みいただけます
- 【「想うベンチ」完成までの道のりvol.01】デザイナーチーム、南河内の森へ(https://omoubench.jp/articles/article02/)
- 『“大阪の森”の過去、現在、未来。』(https://omoubench.jp/think04/)
- 「5年後10年後にあらわれるんです、そのときの仕事ぶりが」〜大阪府森林組合 堀切修平さんインタビュー〜(https://omoubench.jp/articles/post-986/)
３.「デザインのための樹」ではなく、「樹のためのデザイン」を。
目の前の何十年も生きてきた樹々。いのちに想いを馳せるとはどういうことか。「デザインのための樹」ではなく、「樹のためのデザイン」とは。デザイナーそれぞれの想いと地域の製材所の技術をあわせ、１年をかけて完成しました。
完成した３つの「想うベンチ」
【Type A】
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-d7369fe4faf563b39d55095331090ede-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一本の「樹」をありのまま（松井貴デザイン）樹と人の関係とは。そんなことをあらためて考えるきっかけになればとの想いで、山にある樹の姿を想像できるデザインに。一本の樹で座面と脚をつくり、切り込みを入れて乗せるミニマムな構造ですが、反ったり割れたりとどんどん変化していく「樹」を、できる限りそのまま受け入れられるように設計されています。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-b8647fc3857f4d03464b28e5a8f9af9a-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]座面の長さ4m と一番大きい６人掛けから、一人掛けまでさまざまな大きさで設計。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-6d971e36a5440b2f91b22ccdbc75c787-1862x1264.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]最初のスケッチ。人が手を入れることを最小限にしながらも、手を入れることの意味を模索しながらデザインを検討。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-457937547a0a2f3600925af5e7454e1a-1604x1066.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]松葉善製材所にて直径50 センチ以上ある南河内の杉の丸太を製材。座面と脚の部分を切り出していく。[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-1c9a195bc43a39df945efe285b4e71df-1600x1068.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]一気に切ると樹が反るので、ミリ単位で製材。製材所の緻密な製材技術がこのデザインを支えています。[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-46cbf1c9113c9b88623d8dff5e5d0771-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]デザイナーの松井貴。大阪で家具やプロダクトのデザインを行うgrafの取締役、プロダクトデザイナー。
【Type B】
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-c489dc608e16a5160c989deb1007a1db-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
均一ではない木材に、新たな可能性をシミや節が多い木材は「C材」、利用されることなく伐採されたまま林地に残される木材は「D材」と呼ばれ、これまでその活用の機会は限られていました。しかし見方を変えれば、その個性も魅力であるという気づきからデザインを発案。個性豊かな木材を細分化し、並べ替えることで、木の持つ荒々しさや力強さを活かしつつ、シンプルな空間にも馴染む凛とした佇まいを目指しました。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-75398077b6c439876383b8132222fc14-922x622.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-97d91d1f1a39d60121cd8a9a9da28f04-1068x750.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]千早赤阪村の原木市場のスギのC材（写真) と、南河内林業の伐採現場で林地に残される予定だったD材を使うことに。[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-2b9ac28ea02a06e1ca9f56fed4b20f2d-796x598.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]大阪府南河内郡太子町に拠点を置く田中製材所にて。丸太から製材した直後の木材。その後２週間乾燥させた。[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-ff894a219a0a86fe00e12b507b1f8935-1604x1068.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]制作担当のgraf 服部智樹さんと実際に組みながら相談。[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-d1fcbdfc1e42eb9052ab0f854c447aed-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]デザイナーの辰野 しずか。活動はアートディレクション、フードデザインや、アート製作など多岐に渡る。
【Type C】
[画像15: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-8c0f0845e4ecb5cf5293dadb95193611-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
樹の経過に想いを馳せる森で何十年と生きてきた樹は、切り倒された瞬間に「材料」になる。そのことを改めて感じることが命を大事にすることではないか ーとの想いで、時間とともに変化する樹の存在を肌で感じられるようあえて「材料」の形でベンチに。切り倒したばかりの樹は水分が多いので乾燥させてから使うのが一般的ですが、あえて乾燥工程を万博会場で行うチャレンジでもあります。
[画像16: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-85d889a75b7d4646e1079ab8e4e099c9-920x614.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像17: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-4c2953e183afa728648e025f3b0fa184-1610x1150.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]スケッチ図。いくつかの案を経て、この案に辿り着いた。[画像18: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-69a153e7a1e2862423de362595b97263-1192x880.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]使用したのは、直径約50cm、長さ180cm の大阪産ヒノキの丸太４本。[画像19: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-8f91011e78ec6e908e4d5d979f2c2450-536x380.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]今後「材料」として使いやすい大きさと形を想定した木取り。[画像20: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-f98b5a77d7fa080954a8198a159ad400-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]デザイナーの佐野文彦。建築からアートまで領域横断的に活動中。
ベンチ概要をまとめたページを見る :
https://omoubench.jp/bench/
４.ベンチに二次元コードを設置。府民ライターによる記事が並ぶウェブメディアへ。
ベンチ制作とともに取り組んできたのが、公募で集まった大阪府民ライターとのメディアづくり。ベンチに二次元コードを設置し、そこからプロジェクトのウェブメディアへ。そこには府民ライターが「いのち」をテーマに執筆した記事や、大阪の製材所へのインタビュー、大阪の森の歴史、大阪府民のみなさんに聞いた「大阪らしさ」などの内容を掲載。ベンチに座りながら、それを作った人、大阪の森、そしていのちなどに想いを馳せるきっかけを作り出します。
【プロジェクトのウェブメディアについて】
[画像21: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-5555d0b4ef6d7eda393a219d662fb350-2322x1440.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ですが、当プロジェクトの根幹にあるテーマも「いのちの循環」と「いのち」がキーワード。大阪府民のみなさんにとっての「いのち」とは？をともに考えたいと、府民ライターを公募。集まった約20名が「想うライター」として、半年間をかけ企画から記事制作まで一緒に行いました。
[画像22: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-516c928cb19cb6ebf188c582336526a4-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]大学生の府民ライター（写真左）が、いのちの響き合いを取材したいと大阪フィルハーモニー交響楽団に取材依頼。奏者へのインタビューシーン。[画像23: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-986960d3816f909d1b09b22dbc53e2d7-1254x836.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]ベンチに設置した二次元コード。読み取れば、ベンチに使用した大阪の木材の話や、府民ライターの記事が読める。
【掲載している記事の一例】
[画像24: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-700d2c025c154724a0ecee2afa740eb4-656x442.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]府民ライターが、東大阪市にあるドリーム21のプラネタリウムを取材し、投影員の方と語り合った。[画像25: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-563f838f083e9a18714d4d4ff1aa86cc-660x438.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]犬の散歩中だからこそ、やわらかくなる空気やできた出会いがあるのではと、府民ライターが散歩をしている人に突撃取材。
[画像26: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-68ce0ae3d5e5da2e57ae93f93c1384e3-944x620.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]府民ライターのお子さまが作ってきた竹の貯金箱から広がる、いのちについての記事。[画像27: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-7b339f253eb5f57d5c074ca65cab5325-662x436.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]府民ライター記事の他にも、一般の暮らしでなかなか関わることのない製材所の活動や想いを紹介するなど、大阪の森についての記事も多数。
ウェブメディアを見る :
https://omoubench.jp/
５.万博終了後はベンチを地域に。
[画像28: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-251132c3ee9219d9b6fd013d88dcd229-1188x774.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]新檜尾台小学校の校庭の一角。昨年から校庭の空いたスペースにオリーブ畑をつくる活動が始まっているそうで、ぜひベンチも設置したい、とお声がけいただいた。作って終わりではなく、万博終了後もこのベンチを地域で受け継いでもらいたい。それがプロジェクトの最初からの想いでした。プロジェクトの主旨に賛同してくださった、大阪府堺市新檜尾台小学校などへの設置が予定されています。
「想うベンチ ー いのちの循環」プロジェクトとは
「想うベンチーいのちの循環」プロジェクトは、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社（大阪市北区、荒木直也社長）が大阪府との包括連携協定に基づいて進める「大阪 森の循環促進プロジェクト」の一環として始動。2025 大阪・関西万博の運営参加特別プログラムCo-DesignChallenge にも採択されています。
これまで大阪の木材を使ったベンチ制作を軸として、メディア運営のほかに、『大阪の森の木でスプーンを作ろう!』ワークショップなども実施してきました(https://omoubench.jp/articles/post-198/)。
[画像29: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-5c8301645f20ebf12040d6e990fa7676-1102x735.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]プロジェクトに関わったメンバー。エイチ・ツー・オー リテイリングの社員のほか、ベンチのデザイナーや制作担当、製材所、プロデューサーの服部氏や大阪府みどり公社など。
[画像30: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143749/2/143749-2-131fa491f04d278c69b083bc7013259a-1784x1006.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『大阪の森の木でスプーンを作ろう！』ワークショップ。阪神梅田本店や阪急うめだ本店をはじめ、大阪各地域のイズミヤSCなどで計13回開催した。
■運営
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(https://www.h2o-retailing.co.jp/ja/index.html)
■パートナー
株式会社スークカンパニー(https://www.souq-company.com/)
一般財団法人 大阪府みどり公社(https://osaka-midori.jp/)
■運営協力
なりわいカンパニー株式会社(https://nariwai-kobe.com/)
（参考）大阪・関西万博運営参加特別プログラム「Co-Design Challenge」(https://www.expo2025.or.jp/co-creation-index/co-design-challenge/)とは
2025 年日本国際博覧会（大阪・関西万博）の運営参加特別プログラム。大阪・関西万博を契機に、様々な「これからの日本のくらし（まち）」 を改めて考え、多彩なプレイヤーとの共創により新たなモノを万博で実現するプロジェクトです。すでに販売されている物品・サービスの提供ではなく、これから開発を行うものを貸与・提供する点が特徴。公益社団法人２０２５年日本国際博覧会協会が設置したデザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討する委員会「Expo Outcome Design Committee」監修のもと生まれたプログラムで、22件が選定されました。
