友安製作所が大阪・関西万博の会場に廃材から作ったテーブルを設置。ものづくり体験ツアーで地域への誘客を。
2025年4月10日(木)14時46分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-b8e0bda47c613555c92a003867e48f58-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]大阪・関西万博内に設置したテーブルとスツール
Co-Design Challengeプログラムは、「大阪・関西万博を契機に、日本全国それぞれの土地で “これからの日本のくらし(まち)をつくる”」ことをコンセプトに、「1.万博を機会として、新しい「何か」をつくること」、「2.共創の取組であること」、「3.デザイン視点で取り組むこと」、「4.大資本でなくても取り組めること」、「5.地域への誘客に取り組むこと」の5つの特徴を持つEXPO共創事業特別プログラムです。
当社は本プログラムに参加し、地域のものづくり企業やアーティストとの共創のもと、大阪・関西万博に設置するテーブルやスツールを製作し、国内外の方々に向けたものづくり体験ツアーを実施します。
Co-Design Challengeプログラムで当社が取り組むこと
1.端材や廃材を活用して製作したテーブルとスツールの設置
当社では、家具をはじめとしたインテリア製品を自社工場で製造していますが、その過程で鉄や木の廃材が生まれます。他のものづくり企業においても同様で、製造の過程では必ず何らかの廃材が出てしまいます。これらの一部はリサイクルに回されますが、それでも廃棄しなければならないものもあるのが現状です。
本プロジェクトでは、こうした端材や廃材を活用し、大阪・関西万博内で使用されるテーブルとスツールを製作しました。プロジェクトには当社のほかに、同じく製造業を営む株式会社小泉製作所(大阪府堺市)、株式会社オーツー(大阪府八尾市)、株式会社河辺商会(大阪府堺市)が参画し、金属の削りチップやポリカーボネートの端材、ボタンのフレームなど、多様な廃材を集めました。さらに、美和いちこ氏、高田雄平氏という2名のアーティストも加わり、職人の技術とアーティストのデザインを融合させた、個性的でありながら実用性のある作品となりました。既存の素材を再利用するだけでなく、そこに新たな命を吹き込み、新しい価値を創出することが本プロジェクトの大きな目的となっています。
これらのテーブルやスツールは、大阪・関西万博会場西側のフューチャーライフヴィレッジ内に設置されており、誰でも利用することができます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-41685b79b0a718074376e9cca431292e-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-617d20a9b951dff3e482a7c561b71be8-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-0f89e0901109c1fd29a5d237fe6d8caa-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-1e39783b6608693d33522b77a00e36aa-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2.体験型ものづくり企業ツアー
国内外の様々な地域から集まる万博来場者を、地域へ誘客することを目的に、大阪府八尾市、堺市をはじめとする地域の町工場を巡る「ものづくり体験ツアー」を実施します。ツアーでは、関西地域のものづくり企業を訪れ、溶接やプレス機の操作などの体験を通じて、日本の製造業の技術力や現場の魅力を学ぶことができます。
また、海外のビジネス客向けには、日本の中小製造業の技術力や経営の持続性を学ぶ機会も提供します。実際に、2024年3月には当社がドイツの金属加工協会の方々37名をアテンドし、日本のものづくりの強みを伝える場を設けました。
集客は、一般社団法人関西イノベーションセンターが手掛ける、「TECH TOURS KANSAI」というプラットフォームにて行います。「TECH TOURS KANSAI」は、主に海外客に向けた、日本の地域特有の産業やその歴史を観光資源とする産業・インセンティブツアーの専用プラットフォームです。
TECH TOURS KANSAI 公式サイト
tech-tours-kansai.osaka-info.jp(https://www.tech-tours-kansai.osaka-info.jp/)
当社がCo-Design Challengeプログラムに取り組む背景
当社は1948年の創業以来、ネジや金属製カーテンフックの製造を行ってきました。現在は、長年培ってきた鉄工の技術を活かしながら、新たな技術も取り入れ、家具や生活雑貨などインテリア製品の製造を行っています。
その中で、より多くの人にものづくりの魅力を伝えたいという思いで、2020年から地域一体型のオープンファクトリーイベント「FactorISM(ファクトリズム)」に参画しています。このイベントは、八尾市・堺市・門真市をはじめ大阪府下の13市町村エリアで、一斉にものづくりの現場を一般開放し、工場見学や、ものづくり体験を行うものです。昨年は91の企業が参加し、当社は工場の開放はもちろん、イベント全体の企画やクリエイティブ監修にも携わっています。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-c2dd9ab38f9508f613c592cf72c43a50-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]FactorISMでの工場見学の様子[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/81167/43/81167-43-8282a98a87e3ed8422b49b1ce806a559-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]FactorISMでの工場見学の様子
さらに、FactorISMの派生プロジェクトとして、工場で出た廃材をアーティストやデザイナーが活用し、アート作品を生み出す「LIVE!SM(ライブイズム)」というプロジェクトも実施しています。
こうした取り組みを、より広く世界に発信できる機会として、この度Co-Design Challengeプログラムに挑戦することとなりました。当社が本プロジェクトに取り組むことで、工場で出る端材や廃材を活用したサステナブルなデザインの可能性を広げるとともに、日本のものづくりの価値を国内外に伝え、新たな文化と経済の発展に寄与したいと考えています。
【株式会社 友安製作所】
本社:〒581-0067 大阪府八尾市神武町1-36
代表者:代表取締役社長 友安啓則
設立:1963年1月
電話番号:072-922-8789
URL:https://tomoyasu.co.jp/
事業内容:インテリア・エクステリア・DIY商材の販売ほか