AI薬歴システム実用化のための基盤技術に関する特許出願のお知らせ

2025年4月10日(木)13時17分 PR TIMES

株式会社ロジロジ(本社:茨城県つくば市、代表取締役:山口 洋介)は、AI薬歴システムの基盤技術に関する特許を2件出願したことを発表します。これらの技術により次世代型AI薬歴システムの完成を目指します。

本件に関するお問い合わせはこちらから(https://forms.gle/631ZKraJyyv9uCCB9)
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123307/8/123307-8-3768cf27bb198462e6f403f019745db9-2160x1215.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]AI薬歴システム実用化のための技術「処方連携」「プロンプト構成」「ハルシネーション抑制」
生成AI時代の薬歴システムに必須の要件
 当社はAI薬歴システムの開発を進める中で、その実用化の鍵となる2つの基盤技術について特許を出願しました(特願2025-020370、特願2025-033332)。これらは、単なる服薬指導音声からSOAP文章生成に留まるものではなく、薬局や薬剤師それぞれの要件を考慮した設計に関連する技術です。
 プロンプト構成に関する技術では、薬局が応需する処方箋の特性や薬剤師の服薬指導方針など、それぞれが個別に抱える対人業務のパターンに対応した薬歴作成を支援します。さらに、生成AIの課題であるハルシネーション(事実と異なる架空の情報を現実のものとして生成してしまう現象)を抑制する技術により、薬歴に求められる正確性と信頼性を向上させることが可能です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123307/8/123307-8-cdaef596cac9cfc1069c7a93e42ba3f7-1426x1278.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]AI薬歴に求められている3つの要件
特許出願した技術で実現できる機能
 プロンプト構成やハルシネーション抑制の技術は、それぞれ独立してAI薬歴システムのために利用されます。また、さらにこれらを組み合わせることで様々な機能の実装を進めています。
- 薬局・薬剤師ごとに文書スタイルやフォーマットを設定
- 現実に服薬指導した内容だけを生成
- 音声データの認識精度の向上
- 患者の主訴と処方薬から副作用を特定
- 薬歴以外の医療関連文書の作成
- 調剤報酬やレセコン操作の問い合わせに回答
- 薬局独自の業務マニュアルFAQシステムの提供
- 症状に応じた各種ガイドラインの参照

発明者 山口洋介(株式会社ロジロジ 代表取締役・薬剤師)のコメント
「生成AIが話題になり始めた頃から、この技術が薬剤師の生産性を高め、特に薬歴作成に効果をもたらすことを予感していました。あれから3年ほど経ち、薬局領域での生成AI活用は始まったばかりですが、たとえばソフトウェアエンジニアの世界では、すでに生成AIと共に仕事をすることで高い成果を挙げているハイパフォーマーが出現してきています。この潮流は一部の専門家に限られるものではなく、もちろん薬剤師もAIをパートナーとして働く未来が数年のうちにやってくるはずです。
 今回、AI薬歴システムに欠かせないであろう機能を実現するための技術を2件特許出願しました。これらの技術は薬剤師とAIとの協働のためのものであり、AI薬歴のみならずレセコンの操作支援などにも応用可能であると考えています。当社の強みは、未来を予感する人、薬局の実務を知る人、システムを開発する人の距離が極めて近いことです。今後もこの強みを生かして強固な特許ポートフォリオの構築とデファクトスタンダード化を進めていく予定です。」
担当弁理士 今村秀世(弁理士法人エピファニー特許事務所)のコメント
「このたび、株式会社ロジロジ様による2件の特許出願に際し、知財面からサポートさせていただきました。いずれの発明についても、薬局現場における実務上の課題を丁寧にすくい上げて言語化されており、そしてそれをAI技術によって具体的なソリューションとして具現化されていた、ということが印象に残りました。これらの発明は、現場に実装され、業務改善につながる「実効性のある技術」となり得ることが特許明細書の作成を通じて明確に伝わってきました。また、これらの技術を適切に保護することで、他社との差別化や持続的な競争優位性の確保にもつながると認識しております。
 今後も株式会社ロジロジ様が、現場発の発明を生み出し、AI薬歴システムの進化を牽引していかれることを期待するとともに、知的財産面から継続的にサポートしてまいります。」
今後の展望
 当社は、すでに処方連携機能に関する技術、AI薬歴のユーザインターフェースの2件について特許出願しています。今回の2件の特許出願に加えて、薬局領域における生成AI活用の技術について、年内に複数の特許出願を予定しております。また、これらの技術を基盤として、生成AIの活用に積極的な薬局様および電子薬歴システムの開発会社様との協業により、AI薬歴システムの開発を推進してまいります。

本件に関するお問い合わせはこちらから(https://forms.gle/sRjNGp5MFDsrvWbj9)
会社概要
株式会社ロジロジ
本店所在地:茨城県つくば市
東京オフィス:東京都千代田区
設立:2022年1月
事業内容:ITソリューション開発、医療ビッグデータ解析、薬局の経営
代表者:山口洋介
HP:https://logilogi.jp

弁理士法人エピファニー特許事務所
所在地:東京都中央区
設立:2023年8月
事業内容:特許出願等の書類作成、拒絶理由通知等の応答、係争対応、鑑定業務等
共同代表パートナー:今村 秀世・小池 圭二郎
HP:https://epi-pat.jp/

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