三省堂書店が初期研修をデジタル化し、研修時間半減
2025年4月16日(水)11時17分 PR TIMES
サービス業の潜在力を引き出す「ABILI(アビリ)」を提供する ClipLine株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:高橋 勇人、以下「当社」)は、株式会社三省堂書店(東京都千代田区、代表取締役社長 亀井 崇雄、以下「三省堂書店」)が動画型マネジメントサービス「ABILI Clip」を導入し、教育研修の標準化や効率化に取り組むことをお知らせします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11390/206/11390-206-16c59de4e0f959b0753010c6bb628ca7-1211x522.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
概要
小売業や外食業などの店舗ビジネスでは人手不足が深刻な課題となっています。アルバイトやパートの採用競争が激化していることに加え、採用後も短期間で辞めてしまうケースが増加していることから、教育体制の再構築や研修手法の見直しを進める企業が増えています。書店は接客業の中でも特に求められる知識が幅広く、書籍に関する専門的な質問から道案内まで、多様な顧客ニーズに対応する必要があります。
三省堂書店は1881年に創業して以来、書籍の販売のみならず、出版や教育関連事業にも積極的に取り組み、老舗の大手書店チェーンとしての地位確立に至りました。長年にわたり通う顧客も多く存在する中、サービス品質の維持が急務となっていました。そこで、同社では顧客満足度や従業員定着率の向上を目指し、ABILI Clipによる教育研修の強化を決定しました。一部の店舗での導入ながら、研修時間が50%削減できたことが確認されています。
確認されていた課題
三省堂書店では新人教育として初日に数時間座学研修を行い、その後1週間はレジに入りながらトレーニングを行っていましたが、人による研修は下記のような課題がありました。[表1: https://prtimes.jp/data/corp/11390/table/206_1_744057aa1ccab2966dfc3b34500693c3.jpg ]
また、売り場の新人比率が高くなるとフォロー体制が不十分になり、売り場全体の機能不全を起こすことがあります。既存従業員の負担が増加し、離職リスクが高まるため注意が必要です。また、業務のやり方が従業員によって異なり、新人が混乱するケースがありました。
活用用途
入社後1ヶ月程度の研修期間を効果的に活用し、環境に馴染めるようにすることを目指しました。特に研修担当者の負荷を下げ、バラつきを抑制するために初期研修の一部を動画に置き換えるところから開始しました。研修動画の一例
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/11390/table/206_2_3b914a24d28dfb1964d2d3da560cc030.jpg ]
現時点での導入効果
初期研修を動画に置き換えたことにより、1日目、2日目の研修時間が半減したことが確認できています。ただし、店頭での実地研修時間はまだ大きく減っておらず、今後の目標として、新人の習熟に要する期間短縮を図っていく予定です。時短だけでなく質を向上させる対策として、研修終了後、実際の作業をするようになってからも改めて繰り返し見返すことで、知識や技術を定着化させていくような活用もされています。
ご担当者のコメント
執行役員 営業推進部 部長 菊池様研修で最も大切なのは、業務知識の前に接客の楽しさをしっかり伝えることだと考えています。「ここに入ってよかったな」と感じてもらえるような環境を作ることが大切であり、その第一歩が研修だと思っています。ABILI Clipは具体的な接客の手本を動画で見ることができるため、言葉だけでなく視覚的にイメージを掴むことができます。いつ見ても笑顔の良いお手本があるというのは非常に効果的で、自然と企業理念に沿った接客が身についていくような教育環境が作れることを期待しています。
池袋本店 係長 研修担当(当時)沼波様
動画型研修を導入したことで初期研修の負荷が大きく軽減され、とても助かっています。また、繰り返し視聴できるので、定期的に自分の仕事を振り返りスキルを向上できるのが魅力です。書店では、接客業務を通じてお客様に感謝されることが多くありますので、接客スキルの向上とともに、多くの喜びを感じながら成長してもらえれば嬉しいです。今後も、動画を活用し教育の質を一層高めていきたいと考えています。
池袋本店 本店長 荒井様
これまでの研修では担当者によって教え方にバラつきがあり、上手な人に業務が集中する傾向がありました。また、採用人数が多い時期は研修の質にムラが生じることもあり、初期のサポートが不十分だと離職率も上がってしまいます。今回のABILI Clip導入によって研修内容が動画で均一化され、バラつきと負荷の両方が削減されました。教育の質が安定したことで、新人スタッフの定着率やお客様満足度のさらなる向上につながることを期待しています。
Webサイトでさらに詳しい内容をご覧いただけます。
https://service.clipline.com/case/sanseido
ABILI Clipについて
短尺動画などのコンテンツと双方向のコミュニケーションの仕組みを活用し、「経営層」「ミドル層」「現場」全ての課題を解決する実行支援・マネジメントシステムです。スタッフの役割・能力に応じた適切な教育や情報流通、現場での業務実行指示・管理に加え、サービス業の現場に点在する好事例や暗黙知の共有知化、形式知化を実現。多拠点ビジネス特有の属人化したマネジメント構造の課題を解決します。サービス紹介動画 :https://youtu.be/m0Jhvp5SD-IABILI
コンセプト紹介動画:https://youtu.be/l8q_ylmkX0k
ClipLine株式会社について
ミッション:「できる」をふやす代表者 :代表取締役社長 高橋 勇人
設 立 :2013年7月11日
所在地 :〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町 15 グランファースト神田紺屋町 5F
資本金 :4億円(資本準備金含む。2023年8月31日現在)
企業URL :https://corp.clipline.com/
サービスサイト:https://service.clipline.com/
事業内容 :サービス業の潜在力を引き出す「ABILI」の開発・運営、及び経営コンサルティング事業関連会社 :Chain Consulting株式会社 https://chain-c.co.jp/
本件に関するお問い合わせ
ClipLine株式会社 広報担当:井上TEL:03-6809-3305 Email:pr@clipline.jp