<書影解禁!>人気作家・中山七里さんの最新刊『祝祭のハングマン』が、5月8日に文春文庫から発売!
2025年4月23日(水)10時17分 PR TIMES
株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、中山七里さんによる最新刊『祝祭のハングマン』(文春文庫)を、5月8日に発売します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/650/43732-650-608fe653f7eff7ccc2cc9ca45b4a74be-1724x2500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『祝祭のハングマン』(文春文庫)書影
新作をコンスタントに発表し続ける“驚異の仕事人”作家・中山七里さん。
雑誌『オール讀物(https://books.bunshun.jp/list/mag/ooru)』で連載時から人気の「ハングマン」シリーズ第1弾が、
いよいよ「文春文庫(https://books.bunshun.jp/list/bunko)」から発売されます!
■『祝祭のハングマン』のあらすじ
警視庁捜査一課の瑠衣は、死亡事故が単なる事故ではなく殺人によるものとみて捜査を開始。しかし、その捜査を進めるうちに、またもや第二の不審死が。死亡したのは、瑠衣の父親が勤める建設会社のサラリーマンたち。ついに瑠衣は、自身の父親にも疑いの目を向け始め——。法律では裁けない人間を司法に代わって裁く陰のヒーロー〈私刑執行人(ハングマン)〉の、読者の想像をはるかに超えた展開に、目が釘付けです!
■中山七里さんからのコメント
今回の作品は、“現代版必殺仕事人”を書いてほしい、というオファーがまずありました。現代社会は、たとえば『上級国民』という造語が流行ったことがありましたが、罪を犯したのに見逃されている人がいたかと思えば、逆にほんのちょっとしたことをしただけなのに過大な罰を背負わされる人がいたりする、と感じることがあります。司法の世界は公正であるはずなのに、そこに格差が生まれている、あるいは生まれつつあるのでは、というのが僕の印象です。そういう状況であるならば、“現代の仕事人”はファンタジーではなく、わりとリアルな話として描けるのではないか、と思いました。今回、1作目が文庫になるということで感慨深いですね。シリーズもまだまだ続きますし、ぜひ楽しんでください。
『オール讀物』著者インタビューより
■本書の解説者・中江有里さんからのコメント
この世には理不尽なことが山ほどあります。本作品『祝祭のハングマン』のキーマン “ハングマン” は、そんなゆがんだ社会に生まれた影の存在ではないでしょうか。きっと、行動をまだ起こしていないハングマンもどこかにいます。
もしかしたら、このリリースを読んでくださっているあなたの中にも——。
衝撃の展開にひきこまれ、読みだしたら止まりません。
ぜひ手に取ってみてください。
■装画を担当したイラストレーター・有村佳奈さんからのコメント
装画は描く前に「物語を読んでいるか」「読んでいないか」で物語にうまくフィットするかどうか決まる感じがしますね。ですので、私はいつも本を読んでから絵を描くようにしているんです。すでに描いた絵が使われる場合は、デザイナーさん自身が「物語にマッチする」と思って絵を選んでくださっているので、その場合も絵と物語がフィットしやすい。『祝祭のハングマン』のカバー絵は、担当編集者とデザイナーから、「ハロウィンの日に、街で多くの人が行き交っている中、ピエロが佇む姿を描いてほしい」という依頼がありました。そこで、憎しみや悲しみが同時に表現できるよう、ピエロのマスクを描きました。ピエロの右手が見えないことで、「何か武器が隠されているかも」っていう不気味な印象も出せるかなと意識しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43732/650/43732-650-9e0411ed8e6c49b1c17b44fed54c023b-1207x818.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『祝祭のハングマン』書店用POP
■書誌情報
書 名:祝祭のハングマン著 者:中山七里
判 型:文庫判
発 売:2025年5月8日
定 価:803円(税込)
ISBN:978-4-16-792360-0
書誌URL:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167923600