NYダウ終値564ドル高、1年5か月ぶり9日連続上昇…中国で不振のアップルは4%安

2025年5月3日(土)5時50分 読売新聞

ニューヨーク証券取引所

 2日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比564・47ドル高の4万1317・43ドルだった。値上がりは9営業日連続。2日に発表された米国の雇用統計が市場予想を上回り、米国景気への後退懸念が和らいだ。米中貿易摩擦の緩和への期待も重なり、投資家心理が改善した。

 9営業日連続で値上がりするのは2023年12月、約1年5か月ぶりとなる。スポーツ用品大手ナイキや建設機械大手キャタピラーなどの銘柄が値上がりした。一方、1日の決算発表で中国市場での不振や関税による影響が明らかになったスマートフォン大手アップルは4%安となった。

 2日に発表された米国の4月の雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は前月比17・7万人増となり、市場予想(13・3万人)を上回った。また、中国政府が米国への違法薬物の流入について対応を検討していると報じられ、米中の交渉が進むとの期待も株価を押し上げた。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は266・99ポイント高の1万7977・73だった。(ニューヨーク支局 小林泰裕)

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