東京都「成長産業分野への事業転換に向けた製品開発支援事業」採択のお知らせ

2025年5月7日(水)10時47分 PR TIMES

Casley Deep Innovations株式会社(キャスレーディープイノベーションズ、本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F/研究所:東京都文京区本郷 代表取締役 砂川 和雅、以下、「当社」)は、東京都中小企業振興公社が行う「令和7年度 成長産業分野への事業転換に向けた製品開発支援事業」に対し、furehako for Drive(フレハコ・フォー・ドライブ)の開発を提案し、採択された事をお知らせいたします。

■成長産業分野への事業転換に向けた製品開発支援事業について
優れた技術力を活かして新たな成長産業分野へ参入・事業転換を行う都内中小企業に対し、診断士、大学、大企業等が成長産業分野へ進出できる技術力等の目利きを行って方向性をアドバイスするとともに、事業転換に向けた製品等の開発・改良に係る経費を助成することによって、都内中小企業の事業継続や成長産業分野への進出を促進することを目的とする、東京都の企業支援プログラムです。

■採択案件概要
(1)新規事業のテーマ
分散型ドライブレコーダーによるMaaS事業

(2)当事業の背景
MaaS市場は、自動運転・コネクティッドカー・スマート交通システム等の登場により、今後市場の爆発的な拡大が予想されています。特に、IoTデバイスからのセンシング情報や車両データの爆発的な増加が見込まれ、大容量データのセキュアな保存や利活用のニーズが急速に顕在化すると考えられます。

このような市場ニーズ(社会課題)に対し、当社が開発した分散ストレージ製品「furehako(R)(フレハコ)」は、大量の車両・車載デバイスを接続して大容量かつセキュアにデータを保存することが可能であり、保存データを分散台帳や分散仮想マシンで扱うことによって従来クラウドやデータセンターで中央集権処理していたデータを、現実社会のノードで高速かつ協調的に非中央集権処理できることから、データの利活用やデータ主権に大きなメリットを生じます。

このような背景から、東京都中小企業振興公社の新製品開発支援事業を通じ、MaaS市場向け製品「furehako for Drive」を開発するに至ったものです。

(3)新規事業において開発・改良する製品・技術・ソフトウェアの内容
市販のテレマティクスドライブレコーダーの通信機能を改良し、スマホへbluetoothもしくはwifi接続、新規に開発するモビリティ対応型分散ストレージアプリケーション「furehako for Drive(フレハコ・フォー・ドライブ)」へ、1.走行データ(メタデータ:GPS、ジャイロ、DIAG情報など)、2.画像データを伝送・保存します。
次に、保存した1.2.のデータを新規開発するマルチホップ通信(bluetoothやwifiを用いて他のスマホやPCのデバイスと接続すること)によって、他デバイスの「furehako for Drive」の分散ストレージに連携・保存します。

これにより、従来はドライブレコーダーのMicroSDカード(もしくはスマホのストレージサイズ)がデータ保存の上限になっていた問題を解決し、かつ、セキュアにデータを蓄積することができるようになります。

当該蓄積データは、ブロックチェーン技術により自動車会社・AI会社・地図会社等へ連携することができ、自動運転・最新地図データなどに活用され、これにより、最新の道路情報を活用したビジネス(車両開発、輸送業における2024年問題の改善・効率化、自治体の道路インフラ点検、損害保険、コンテンツ活用:観光・ゲームetc…)への応用に、大きく波及する事が期待されます。

ビジネスモデルの特徴として、ドライブレコーダーを取り付けたユーザー自身が走行データを収集する点に独自性があり、従来莫大なコストをかけて収集していた1.2.データを、全く異なる方法によって収集し、常に最新データを提供できる点が大きな差別化要素となっています。

なお、当該データ取得や通信機能の実装に関しては、MaaSのトータルプロバイダーとして、車載ハードウェア/ソフトウェアの企画・開発・試作を手がけている4th.aiが参画し、高度な技術的知見から先進的な実装を実現します。

【furehako for Driveサービス】
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/125312/23/125312-23-3e0bf330c475e1ef9232deb9fdf27d20-1280x509.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本事業を通じて開発された製品は、2026年春のローンチを予定しており、複数の提携企業を通じて市場投入される予定です。

弊社は、日本発の技術資源によるモビリティビジネスへの応用に貢献し、MaaS市場の発展に寄与することで、経済的価値と社会的価値を両立する製品・サービスの実現を目指して参ります。


■Casley Deep Innovations(キャスレーディープイノベーションズ)株式会社について
代表者   :代表取締役 砂川 和雅
本社所在地 :東京都渋谷区恵比寿4-20-4 恵比寿ガーデンプレイスタワーB1F
研究所所在地:東京都文京区本郷(東京大学前)
事業内容  :ディープテック領域のシステム開発 / プロダクト開発事業
      web3.0、XR、AI、画像解析等、先端技術領域に関する研究開発・コンサルティング等
      プロジェクトイネーブルメント(R)事業
売上高:13.5億円(2024年3月期)
URL:https://www.casleydi.co.jp/
お問い合わせ先:https://www.casleydi.co.jp/contact/

■4th.aiについて
自動運転、先進安全制御、AI、IoT、ロボティクスなどの技術開発を手掛ける企業です。
特に、自動車の走行制御や自動運転技術に強みを持ち、自律走行ロボット「SiBOT」を開発しています。
所在地 :(TOKYO OFFICE)東京都港区港南1-8-40 A-PLACE品川8F
    (NAGOYA OFFICE)愛知県名古屋市中区丸の内3-22-24 名古屋桜通ビル9F
URL  :https://www.4th.ai/

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