「プレミアリーグ」における喜怒哀楽33年の足跡――海外サッカーファンお馴染みのベン・メイブリーさんによる、平凡社新書『プレミアリーグ全史1』が発売前に異例の緊急増刷! 5月19日についに発売!
2025年5月7日(水)10時47分 PR TIMES
株式会社平凡社(本社:東京都千代田区/代表取締役:下中順平)は、イングランドプレミアリーグを中心にスポーツや文化に関するコメンテーター、解説者、ライターなどとして日本で活動中のベン・メイブリーさんの初単著、平凡社新書『プレミアリーグ全史1』(税込価格1,100円)を2025年5月19日(月)に発売します。本書は全3巻のシリーズの始まりを飾る第1巻となります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42563/34/42563-34-246f08fac50a6f1ef5f152e7214bb80d-733x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]2025/5/19発売、ベン・メイブリー『プレミアリーグ全史1』(平凡社新書)
1992年にイングランドにおいて設立された「プレミアリーグ」。約30年の時を経て、今や全世界が注目する偉大なプロフットボールリーグとしてその名を馳せています。しかし、この頂に達するまでの道程は決して平坦なものではなく、むしろ、極めて困難なものでした。今回発売する平凡社新書『プレミアリーグ全史1』では、その喜怒哀楽の足跡をベン・メイブリーさんが英国出身者だからこそ語れる「現地の感覚」で振り返ります。
シリーズ全3巻の第1弾となる本書は、われわれ日本人にはあまり馴染みのないイングランド・フットボールリーグの構造や、イングランドの人びととフットボールとの熱い関係をうかがわせる話から始まります。そして産業革命の時代まで遡り、フットボールの発祥、そして鉄道網が全国規模で整備されたことによってフットボールが国民的なスポーツへと発展したことなど、興味深い話が盛り込まれています。
さらに1863年、西ロンドンの飲み屋、フリーメイソンズ・タバーンにクラブの代表者が集まってFAが設立されたこと、そしてイングランドの人々の記憶の中に深く刻まれている1985年5月29日に起きたヘイゼルの悲劇や1989年4月15日のヒルズボロの悲劇など、フットボールファンであれば知っておきたい出来事についても、ベン・メイブリーさんによる独自な視点をベースにしつつ、わかりやすく解説しています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/42563/34/42563-34-8c1d4c8760426e5a2b922a8f2707f758-1672x2508.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]プレミアリーグ中継の解説者として知られる著者のベン・メイブリーさん。日本学専攻でオックスフォード大学に入学し、首席で卒業するという異色の経歴も。
著者のベン・メイブリーさんは、本書「はじめに」でプレミアリーグの魅力について次のように紹介しています。
「プレミアリーグには、楽しめる要素がたくさんあります。選手たちの巧みなテクニックや身体能力の高さ、そして監督の戦術に惹き付けられるかもしれません。またはプレーの速さ、強度、そして攻撃的なプレースタイルを好んでいるのかもしれません。あるいは、どこが勝つのかを予想するのを楽しんだり、お気に入りのクラブを応援したりすることで、喜怒哀楽のジェットコースターを純粋に楽しんでいるのかもしれません。フットボールを楽しむ正しい方法は1つではないのです。また、小難しい知識も不要です。プレミアリーグを含め、フットボールは皆のものです。だから『美しいゲーム』と呼ばれるわけです。」
「私はこうしたフットボールの『普遍性』こそが、世界中の人々を虜にし、特にイングランドのフットボールに惹き付ける理由だと思っています。スタジアムの景色、音、さらには匂い……クラブのキャラクター、ホームタウン、そしてサポーターたち。スタンドから響く歌やチャント。フットボールは皆の“宝物”なのです。」
本書の上梓をベン・メイブリーさんがSNS上で発表するやいなや、「こんな本を待っていた」と大反響となり、発売前に異例の緊急増刷も決定しました!
第1巻のいちばんの読みどころはなんといっても、マンチェスター・ユナイテッドとリヴァプールのライバル関係について記された第3章と第4章です。この2クラブのライバリーは、現在も続いていますが、なぜ互いに“敵視”するようになったのか、その理由や敵対関係をうかがわせる具体的なエピソード(試合や選手、監督の発言)をベースにしながら述べています。さらに、この2クラブに何かとつながりのあるブラックバーン・ローヴァ—ズとニューカッスル・ユナイテッドとの“複雑な”関係についても述べていきます。
その魅力あふれる歴史を学べば、プレミアリーグ観戦はもっと楽しくなるはず! 週末の海外サッカー観戦とあわせ、ぜひお読みください。
★『プレミアリーグ全史』全3巻の目次
第1巻[1850-1996年〜イングランド・フットボールの変遷、リーグ開幕への序章]
序章 イングランド・フットボールの175年
第1章 暗黒時代と再生への道程 1967-90年
第2章 喜怒哀楽の33年間のはじまり
第3章 マンチェスター・ユナイテッド VS リヴァプール 1992-96年
[代理戦争その1.]ブラックバーン・ローヴァーズ
第4章 マンチェスター・ユナイテッド VS リヴァプール 1992-96年
[代理戦争その2.]ニューカッスル・ユナイテッド
巻末付録 「20の小さな物語」
*以下、第II巻(2025年7月発売予定)、第III巻(同じ9月発売予定)の目次は発売時に変更になることがあります。
■第2巻[1996-2010年〜イングランド・フットボールの再起、世界最高峰のリーグへ]
第5章 フットボールがかえってきた
第6章 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド 1997-2004年
1.フランス北部=ヴェンゲル VS イングランド北部=ファーガソン
第7章 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド 1997-2004年
2.1999年のようにパーティーをする
第8章 ヨーロッパへの長い道のり 1985-99 年
第9章 アーセナル VS マンチェスター・ユナイテッド 1997-2004年
3.無敗という偉業
第10章 チェルシーと「ビッグ4」 2004-10年
1.ロンドンが青く染まる
第11章 チェルシーと「ビッグ4」 2004-10年
2.とても現代的なライバル関係
第12章 チェルシーと「ビッグ4」 2004-10年
3.ヨーロッパとアメリカ
■第3巻[2010年-現在〜ビッグクラブの時代の到来、現在とこれから]
第13章 マンチェスター・シティ VS マンチェスター・ユナイテッド 2010-13年
1.騒がしい隣人
第14章 マンチェスター・シティ VS マンチェスター・ユナイテッド 2010-13年
2.アグエロオオオ
第15章 プレミアリーグ不安定期 2013-16年
第16章 「ミラクル・レスター」 2013-16年
第17章 「ビッグ6」戦術の啓蒙 2016-24年
第18章 「ビッグ6」メンタリティ・モンスターズ 2016-24年
第19章 ブライトンとクリスタル・パレスの不思議なライバル関係
第20章 プレミアリーグのこれから 2025年〜
★著者プロフィール
1983年、英国サマセット州トーントン生まれ。スポーツや文化に関するコメンテーター、解説者、ライター、翻訳家として幅広く活動している。2012年より日本で欧州フットボール関連番組にレギュラー出演、2014-15シーズンからはプレミアリーグの中継解説を担当。日本学専攻で17歳のときに飛び級でオックスフォード大学に入学し、首席で卒業。卒業論文は「現代日本社会におけるプロフェッショナルフットボールクラブの役割」。関西で二度の留学を経て、05年の卒業後は現在に至るまで大阪在住。2つの「地元」クラブ、ガンバ大阪とイングランド7部リーグのトーントン・タウンFCのサポーターである。
★第1巻書誌情報
【書名】プレミアリーグ全史1
【著者名】ベン・メイブリー
【出版社】平凡社
【発売日】2025年5月19日
【造本】新書判
【定価】1,100円(税込)
【ISBN】978-4-582-86081-8
https://www.heibonsha.co.jp/book/b660840.html