車載用電池部品の製造を行う冨士発條株式会社との出資契約締結について
2025年5月16日(金)14時47分 PR TIMES
これにより、冨士発條は6月30日をもって豊田通商の持分法適用会社となります※1。
1.出資の背景
冨士発條は、主に精密部品や金型の設計・製造を行い、車載用電池のセルケースおよびセルカバー※2製造においては日本トップクラスのシェアを有します。豊田通商は、車載用電池関連ビジネスを次世代に向けた成長の柱として位置づけており、両社は、2023 年 7 月に米国の現地法人を通じて、車載用電池セルケースおよびセルカバーの製造・販売を行う FUJIHATSU & TOYOTSU Battery Components, North Carolina LLC(以下:FTBC)を設立するなど、バッテリーの分野で協業を進めています。[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/769/8/769-8-31b2c0fb7f0770718a3fb2e9e5c4000e-613x362.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]冨士発條 本社工場
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/769/8/769-8-d4cf7218bf69278f97496caf633c2760-325x244.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ] セルケースおよびセルカバー
2.出資の目的
今回の冨士発條への出資は、多様化する電動車のニーズに柔軟に対応し、電池サプライチェーンをより強固なものにしていくために、両社の連携を深めることを目的としています。現在両社で進めている米国のFTBC事業においては、製造体制のさらなる強化と、車載用電池のニーズに応じた生産規模や製品ラインナップの拡大に対応していくとともに、今後、日本国内においては、豊田通商の商社としての機能を活かし、冨士発條の車載用電池部品の製造・調達・販売面での連携を深めていきます。
将来的には、両社がFTBCや国内で培った製造ノウハウ・技術と、豊田通商のグローバルなネットワークを活かし、国内外の新たな地域への製造拠点の展開を目指していきます。
豊田通商は、冨士発條への出資を通じて、電動車の普及に不可欠なセルケースおよびセルカバーの安定供給に貢献するとともに、グローバルでの電池サプライチェーンの強靭化に貢献していきます。
※1 株式の譲り受けは、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)に定める手続きの完了を前提条件とし、同手続きの完了後に実施予定。
※2 セルケースは車載用電池のセルを保護し、外部環境からの影響を防ぐための外装部品。セルカバーはセル開口部を密閉し、内部構造を保護するもの。
[冨士発條 概要]
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/769/table/8_1_fa51f7720165dd1c7375bb4f2834d0c6.jpg ]
(参考)[FTBC 概要]
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/769/table/8_2_73fed7749221f96463f9b60a2c28a50b.jpg ]