日清製粉 IoT・AI・ロボット等を駆使したスマートファクトリー「水島工場」が岡山県倉敷市に完成

2025年5月26日(月)14時47分 PR TIMES

〜中四国地区の内陸2工場を閉鎖し、臨海大型工場への生産集約を完了〜

日清製粉グループの日清製粉株式会社(取締役社長:山田 貴夫、以下「日清製粉」)は、2023年5月から岡山県倉敷市の臨海部に業務用小麦粉の新工場建設を進めてきましたが、このたび工事が完了し、「水島工場」として本格稼働を開始しました。
水島工場は当社が創業以来125年に亘って培ってきた技術に加えて、IoT・AI・ロボット等を駆使した「スマート工場」であり、当社の国内外の工場のロールモデルとなります。
同工場の稼働により、関東、関西、九州地区に続いて中四国地区でも臨海大型工場への生産集約が完了し、生産性の向上により中四国地区のお客様へこれまで以上に安定的かつ効率的に製品をお届けします。

■ 水島工場の特長                          

1. 最新の自動化・デジタル技術を実装
水島工場は、これまで当社が培ってきた技術に加えて、IoT・AI・ロボット等を駆使した最新鋭の工場です。自動化は生産ラインの調整や副資材・製品の搬送から、データの収集・分析、生産計画策定に至るまで広範囲な業務において実現しており、数年以内には一定の時間、無人でオペレーションできる工場を目指します。
なお、将来的には水島工場で実装した最新技術を国内外の工場に展開し、全社的に生産性を20%以上向上させることを目標とします。
2. 環境配慮型で災害に強い工場
太陽光発電設備や省エネ設備を導入しており、非化石証書を活用し、使用電力の100%を実質再生可能エネルギー化することで、カーボンニュートラル工場として脱炭素社会の実現に向けて積極的に取り組んでいきます。また、安全・安心への取組みの徹底やBCP(事業継続計画)対応として地震、液状化、高潮等への対策を実施し、サステナブルな工場を実現しています。
3. 製粉工場としての最適な立地
水島港は「国際バルク戦略港湾」(※)に指定されており、その中で食料の安定的な供給に重要な役割が期待される水島工場は、水島港の主要サイロの一つである瀬戸埠頭に隣接しており、直接大型船を接岸することができるため、原料小麦を効率的に調達できます。また、高速道路の近くに立地しているため、お客様へ小麦粉をスピーディーにお届けできる環境にあります。中四国地区においても引き続きお客様への安定供給の責務を果たしていきます。
※国土交通省が、資源、エネルギー、食糧等の安定的かつ安価な供給のために選定した港湾。効率的な運営体制の確立、船舶の運行効率改善のための制限の緩和、港湾間や企業間の連携の促進等の取組みが行われている。

■ 水島工場の概要                          

・工場名  日清製粉株式会社 水島工場
・所在地  岡山県倉敷市児島塩生2767−33
・生産品目 業務用小麦粉
・総工費  約180億円
・設備能力 1日当たり小麦挽砕能力  550トン(2ライン)
      小麦粉サイロ収容力  4,200トン
      立体自動倉庫収容力      20万袋(5,000トン、1袋=25kg)

<水島工場外観>
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なお、水島工場の稼働に伴い、内陸部の既存工場である岡山工場(岡山県岡山市)は本年7月に、また、坂出工場(香川県坂出市)は同9月に閉鎖を予定しています。

日清製粉は、国内小麦粉販売シェア約40%の製粉業界のリーディングカンパニーとして、今後も、国民の主要食糧のひとつである小麦粉の安定的な供給責任を果たすべく努めていきます。

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