アスエネ、三井住友銀行のGHG排出量見える化クラウドサービス「Sustana」を事業買収・統合。三井住友ファイナンシャルグループからシリーズC2ラウンド1stクローズで資金調達と株式譲渡取引を実施
2025年5月27日(火)10時47分 PR TIMES
アスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平、以下「当社」)は、株式会社三井住友銀行(本社:東京都千代田区、頭取CEO:福留 朗裕、以下「三井住友銀行」)のGHG排出量見える化クラウドサービス「Sustana(サスタナ)」事業を取得し、将来的な「ASUENE」事業との統合に向けた最終契約を締結しました。同時に、当社はシリーズC2ラウンド1stクローズにおいて、株式会社三井住友ファイナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長グループCEO:中島 達、以下、グループを総称して「SMBCグループ」)を引受先とした第三者割当増資および株式譲渡取引を実施し、SMBCグループとの戦略的資本・業務提携を一層強化します。
本件により、当社は脱炭素・ESG領域の事業において日本・アジアを代表する地位を確固たるものにし、クライメートテック企業としてグローバルNo.1を目指します。
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「Sustana」事業取得・統合および戦略的資本提携強化の背景
気候変動対策がグローバルで加速する中、企業のサステナビリティ経営は高度化・複雑化しています。国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)や企業サステナビリティ報告指令(CSRD)などの規制対応に加え、投資家や消費者のESGへの関心の高まりを受けて、企業はサプライチェーン全体のCO2排出量を見える化し、削減に取り組むことが求められています。
当社は、2021年8月よりCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を提供し、CO2排出量見える化サービスにおいて国内No.1*の導入実績を持ち、10,000社以上の企業に導入されています。三井住友銀行をはじめとする業界のリーディングカンパニーとのデータ連携や資本業務提携を通じ、脱炭素・ESG経営に必要な包括的なサービスと専門的なコンサルティングをグローバルに展開しています。
SMBCグループは、中期経営計画「Plan for Fulfilled Growth」において 「社会的価値の創造」を経営の柱の一つに据えています。三井住友銀行は、2022年5月から脱炭素事業として「Sustana」サービスを、東証プライム上場企業を中心に提供しています。
本件は、「見える化」に強みを持つ当社と、「グローバルな脱炭素金融支援」に強みを持つSMBCグループが、それぞれの強みを融合し企業の高度化し続ける脱炭素ニーズに応えるため、「Sustana」事業の統合と戦略的な資本・業務提携の強化に至ったものです。
本統合により実現すること
本統合を通じて、以下の通り、当社はSMBCグループと業務提携を強化していきます。
1.CO2見える化サービス「ASUENE」の圧倒的No.1の地位確立
2.アジア・アメリカなどグローバル連携の強化
3.両社による新たな共創の実行
事業進捗と資金調達の目的
アスエネは、クライメートテック領域で脱炭素・ESGのマルチプロダクトを展開しています。
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CO2見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」は、シリーズC資金調達時と比較して、ARRベースで+95%で成長を続け、顧客導入社数*国内No.1で 10,000社を突破、提携企業数は210社を超えています。ESG評価クラウド「ASUENE ESG」は、被評価企業数が約15,000社を越え、多くの企業のESG経営を推進しています。また、「Carbon EX」のプラットフォーム登録社数は1,500社以上となり、登録事業者数で国内No.1を獲得しています。
さらに、シンガポール、アメリカ、フィリピン、タイに続く5つ目のグローバル拠点として、2025年4月、イギリスに「Asuene Europe Limited」を設立しました。世界最大のサステナビリティ市場である欧州を起点に、環境規制への対応力を加速させていきます。
各社からのコメント
三井住友フィナンシャルグループ 執行役員 グループチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSuO)、三井住友銀行 執行役員 社会的価値創造本部長 高梨 雅之氏
「アスエネとは2024年6月に戦略的資本・業務提携を開始していますが、日本からアジアそしてグローバルでの脱炭素化を加速させるべく、提携関係を一層強化していきます。今回、『Sustana』事業の承継・統合と三井住友フィナンシャルグループからの出資を行い、見える化に留まらない幅広い脱炭素ソリューションの共創を強化し、国内外における企業の脱炭素化を通じた企業価値向上を後押しすることで、脱炭素社会への変革を加速してまいります」
アスエネ株式会社 Founder 代表取締役CEO兼COO 西和田 浩平
「この度、SMBCグループとの資本提携をさらに強化し、『Sustana』事業の承継・統合を発表できることを大変光栄に思います。両社の関係者の皆さまの多大なるご尽力に、心より感謝申し上げます。
今回の提携強化により、両社の連携は一層深まり、SMBCの『Sustana』をご利用のお客さまに対して、より高品質なサービスを提供してまいります。その実現に向け、当社のコンサルティングおよびカスタマーサクセス体制も大幅に強化してまいります。私たちは、SMBCグループが掲げる『Fulfilled Growth』の理念に強く共感しており、これを機に、両社で令和版の『薩長同盟』を結び、『サステナビリティデータ × ファイナンス × AI』の領域において、グローバルNo.1を本気で目指してまいります」
「ASUENE」について
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「ASUENE」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3 のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。さらにCDP、 SBTi、 CSRD、 ICP、 TCFD、 TNFD、 削減支援など高度なコンサルティング支援にも対応しています。
アスエネサービスサイト:https://asuene.com
「ASUENE ESG」について
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「ASUENE ESG」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
アスエネ ESGサービスサイト:https://asuene.com/rating
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業内容:
・CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
・ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
・GX・ESG人材特化型転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」
グループ会社:
・カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」
・脱炭素・非財務情報の第三者検証・保証、アドバイザリーサービス「アスエネヴェリタス」
・SaaS事業者向けAPI連携プラットフォーム「Anyflow」
・GHG排出量可視化クラウドサービス、AIエネルギーマネジメントクラウドサービス「NZero」
資本金:75億2,700万円(資本剰余金含む)
代表者:Founder 代表取締役CEO兼COO 西和田 浩平
住所:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
拠点:日本、シンガポール、米国、タイ、英国、フィリピン
URL:https://corp.asuene.com/
<注釈補足>
*国内No.1:調査対象(CO2排出量見える化サービス、調査内容:調査対象各社のCO2の排出量見える化サービスについて累計導入社数を調査、調査方法:ヒアリング調査、調査対象時点:2024年7月末時点、調査実施:株式会社東京商工リサーチ)