倉庫実行管理システム ZetesMedea(TM)を強化、カメラや音声デバイスと連携可能に ~検品やピッキング作業の効率化を実現~

2025年5月28日(水)12時47分 PR TIMES

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パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、パナソニック コネクト)は、100%子会社で、サプライチェーン実行系ソリューションのリーディングカンパニーであるZetes(ゼテス、本社:ベルギー、ブリュッセル)のソリューション群のうち、物流業界における庫内作業のデジタル化や省力化を実現する倉庫実行管理システム(Warehouse Execution System:WES)(※1)「ZetesMedea(TM)(ゼテス メディア)」のオプション機能として、カメラを用いて複数バーコードの一括読み取りが可能な「ZetesMedea(TM) Camera Verification(ゼテス メディア カメラベリフィケーション)」と、音声認識を活用し、倉庫内でのピッキング作業を効率化する「ZetesMedea(TM) Voice Picking(ゼテス メディア ボイスピッキング)」を、2025年6月から提供開始します。

■提供開始の背景
物流業界では、人手不足の深刻化や業務の複雑化に伴い、倉庫運用の効率化と生産性向上が求められています。2024年5月には、荷主・物流事業者、トラック事業者に対する規制的措置(改正物流関連2法(※2))が公布されており、荷待ち・荷役時間の短縮や積載率の向上、適正な運賃の収受や多重下請け構造の是正が求められています。

その中でも、倉庫内における検品作業やピッキング作業においては、リードタイムの短縮や取り扱い品目の増加など業務の複雑化、ベテラン作業員の減少に伴う検品やピッキング作業の迅速化、作業ミスの抑制や新規採用の倉庫オペレーターの即戦力化が求められています。

今回新たに提供を開始する「ZetesMedea(TM) Camera Verification」は、ハンドリフトやベルトコンベア上の荷物のバーコードをカメラで撮影し、読み取り結果をZetesMedea(TM)と連携することで、検品作業時間の大幅な短縮が可能です。特に、大規模倉庫における入荷検品や出荷検品など、荷量が多く大量のバーコードの読み取りが必要な用途に適しています。

一方「ZetesMedea(TM) Voice Picking」は、作業員が装着したヘッドセットを用いてピッキング作業指示や作業状況の入力を音声認識で行うことで、ハンズフリーでのピッキング作業が実現可能です。また、新規に採用した倉庫オペレーターのトレーニング期間短縮も期待できます。欧州の大規模倉庫の事例では、音声ピッキングソリューションの導入により、倉庫の運用コストの削減や作業ミスの低減など、生産性の向上を実現しています。

■「ZetesMedea(TM) Camera Verification」の特長
1. 複数バーコードを一括読み取り可能
カメラとZetesMedea(TM)を連携することで、複数の荷物のバーコードを一括で読み取りが可能です。ハンドリフトに荷物を積載したままの読み取りも可能なため、検品のための荷下ろしや荷積みの手間を削減でき、作業時間の短縮に繋がります。

2. 移動している荷物も読み取り可能
ハンドリフトやベルトコンベア上で移動している荷物のバーコードも読み取り可能です。既存の現場運用を変えることなく、スムーズにシステムを導入できます。(※3)

3. 管理者へのアラート通知や画像データの自動保存が可能
バーコードの読み取り結果をZetesMedea(TM)上のサーバーと自動照合。誤積載などの要因で計画外のバーコードが検出された場合には、管理者画面上でアラート通知されるため、誤出荷を未然に防ぎます。読み取り結果の画像データは自動保存されるため、ZetesMedea(TM)の作業履歴と連動した実績管理が可能です。
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■「ZetesMedea(TM) Voice Picking」の特長
1. 音声での作業指示で、アイズフリーによる作業員の負荷を低減
作業順序や棚のロケーションなどの指示を音声で行うため、紙伝票を見ながらのピッキング作業と比べ、業務に集中できるため、ピッキングミスのリスクを抑制し、作業員の負荷を低減します。

2. ハンズフリーでのピッキング作業を実現
ピッキングの作業指示はヘッドセットを介して行われるため、作業伝票の確認などで必須であった作業員端末の操作が不要で、ハンズフリーでのピッキング作業を実現します。

3. 複数言語に対応
日本語と英語の音声認識に対応しており、管理者画面は日本語、作業員は英語といった運用も可能です。また、作業員端末ごとの音声認識補正により、話者ごとの癖やイントネーションの差異から生じる誤認識を低減します。(※4)
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■今後の展開
今後も、自律走行搬送ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robot)や産業用ロボット、自動倉庫など、ZetesMedea(TM)と連携可能なデバイス群やシステムのラインアップを強化し、お客様業務の運用に合わせたサービス提供を通じて、倉庫業務の効率化に貢献していきます。

パナソニック コネクトは、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパスにかかげ、現場にイノベーションをもたらすことで多様な人々が幸せに暮らせる、持続可能な社会の実現を目指してまいります。

▼倉庫実行管理システム「ZetesMedea(TM)」ウェブページ
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/zetes/medea

※1 在庫管理や入庫、ピッキングなど現場の作業データをリアルタイムに把握するソフトウェア「倉庫実行管理システム」
※2 国土交通省 改正物流法
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_mn1_000029.html
※3 実際の現場環境に合わせて、カメラおよびレンズを選定します。導入の際は、読み取り対象の二次元コードのサイズや対象物までの距離、照度などの環境条件の調査が必要です。対象物までの距離は0.85 m、二次元コードのサイズは縦横27 mm以上が推奨条件です。(パナソニック コネクトの環境測定値)
※4 音声の自動翻訳には対応しておりません。

【Zetesについて】
Zetesは、サプライチェーンの最適化および人物識別ソリューションを専門とするテクノロジー企業です。Zetesのサプライチェーンソリューションは、企業がコネクテッドサプライチェーン全体で機動性、可視性、およびトレーサビリティを実現するのを支援します。また、Zetesの人識別部門は、公共機関や超国家機関に対して、セキュアな身分証明書や渡航文書の発行、市民の認証を可能にし、国の登録簿や有権者リストを作成するためのソリューションを提供します。Zetesはベルギーのブリュッセル市に本社を構え、EMEAの22カ国で1,300人以上の従業員を擁しています。2017年には、パナソニック株式会社の100%子会社(現・パナソニック コネクト株式会社の連結子会社)となりました。詳細については、https://www.zetes.com/をご覧ください。

【パナソニック コネクト株式会社について】
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約28,200名の従業員を擁し、売上高は1兆3,332億円(2024年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントのお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
また、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。

▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト
https://connect.panasonic.com/jp-ja/
▼パナソニック コネクト Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei

【お問い合わせ先】
パナソニック システムお客様ご相談センター
フリーダイヤル:0120-878-410
受付:9時〜17時30分(土・日・祝日は受付のみ)

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