アカデミー賞授賞式、「CM中に4部門を発表」に批判噴出で撤回

2019年2月18日(月)11時30分 シネマカフェ

アカデミー賞-(C)Getty Images

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2月24日(現地時間)に米ABC局で生放送される第91回アカデミー賞授賞式。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーは先日、撮影賞、編集賞、短編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門をCM中に発表し、受賞スピーチは後に録画したものを流すという計画をアカデミーメンバーへ伝えた。例年より放送時間を短縮するためだという。

後に見られるとはいえ、生放送では「カットされる」という憂き目にあう4部門。ベイリーはそれでも「アカデミーはオスカーで(受賞カテゴリーの)24部門全ての業績を称える」ことを強調したが、メンバーやファンたちから多くの非難の声が上がった。

「The Hollywood Reporter」によれば、先週、200人以上の撮影技師、マーティン・スコセッシやアルフォンソ・キュアロン含む75人の監督、ブラッドリー・クーパーやグレン・クローズら80人以上の俳優、その他プロデューサーや編集者らなどが連名でアカデミーに手紙を送付。アカデミーが行おうとしていることは、人生と情熱を捧げてきた4部門の人たちに対する侮辱であると指摘し、「いまからでも撤回するには遅くない」と計画の取りやめを迫った。

その結果、アカデミーは「多くのフィードバックを受け」、再考したことを明らかに。「全ての部門の賞を編集なしに、これまでのフォーマット通りに生放送します。2月24日のオスカーを心待ちにしています」という。

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