橋本環奈、テレ朝連ドラ初主演で初の医師役 『天久鷹央の推理カルテ』実写ドラマ化
2025年3月4日(火)5時0分 マイナビニュース
女優の橋本環奈が主演を務めるテレビ朝日の新ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(毎週火曜21:00〜21:54)が、4月22日から放送される。
同作は、ベストセラー作家で現役医師の知念実希人氏が上梓した『天久鷹央の推理カルテ』シリーズ初の実写化作で、刑事でも探偵でもない医師が、医学的な知見と診断能力を武器に、謎多き事件や現象を鮮やかに解決していく新感覚の本格医療ミステリー。『イチケイのカラス』(21)や『ブルーモーメント』(24)、『絶対零度〜未解決事件特命捜査〜』(10)など話題作を手掛けてきた浜田秀哉氏が脚本を執筆、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ(16〜)や『TRICK』シリーズ(00〜)などの木村ひさし氏が演出を担当する。
テレビ朝日で連続ドラマ初主演を務める橋本が、今作で医師役に初挑戦。驚異の知能と診断能力を誇る診断医・天久鷹央を演じる。自閉スペクトラム症の特性から、人の気持ちを読み取りきれず、歯に衣着せぬ物言いもしばしば。しかし、いざ診断となると周囲もひれ伏す能力を発揮し、患者のごく些細な言動も決して見逃すことなく即座に分析、さまざまな症状の奥に潜む根本原因を見極めていく。
そして、鷹央(橋本)が部長を務める「統括診断部」に派遣された内科医・小鳥遊優を演じるのは、橋本と初バディとなる三浦翔平。人の気持ちが分からない鷹央とは対照的に、人の気持ちを巧みに読み取りつつ、鷹央のことも軽妙かつハートフルにフォローしていく。
コメントは以下の通り。
○橋本環奈
——ご出演が決まった時の率直なお気持ちをお聞かせください。
もともと原作小説が好きだったので、ドラマ版のお話を頂いた時からずっと、楽しみにしていました! 第一段階としてビジュアルから鷹央先生に近づけたらいいなと思い、髪も久々にレイヤーを入れつつバッサリと切りました。天才ドクターという役柄は初挑戦ですし、難しい医療用語や長ゼリフも多いので、ちょっと怖い気持ちもありますが(笑)、何よりも「やっと撮影に入れるな!」とワクワクしています。
——天久鷹央をどんなふうに演じていきたいですか? 役の魅力と併せて教えてください。
鷹央先生はさまざまな謎など、自分が興味を持ったことに向かって突っ走っていくんです。そのワクワクした感じや、オタク気質がかわいらしいなって思います。一方で、実は内面に不安を抱えているところもあって、そのギャップがすごく素敵。そこを大事にしながら演じたいと思います。
演じる上で重点的に頑張りたい難関は……やっぱりセリフです! 覚えるだけでも今までで一番時間がかかりそうですし、今日から滑舌の練習をしようかなって思うくらい、今は9割以上セリフのことしか考えていないです(笑)。というのも、自分のセリフだけでいっぱいいっぱいになって、休憩中にスタッフや共演者の皆さんとワイワイできる楽しい時間を共有できなかったら、もったいないですから! また、今回みたいに温度感がなく、つらつら重ねていく感じのセリフ回しは初めて。どんなテンション感でやるかも含めて、現場でつかんでいくことになるとは思いますけど、どこへどう着地するか楽しみです。
——本格初バディを組む三浦翔平さんの印象も、改めて教えてください。
翔平さんと前回ご一緒したのは『警視庁いきもの係』。私はまだ10代で、ドラマの経験もほぼない状態だったんですけど、翔平さんは誰に対しても分け隔てなくラフな感じで、明るく接してくださって……! 今も変わらず、とても温かい翔平さんとまたご一緒できてうれしいです。翔平さんは、当時の打ち上げで披露してくださった数々のモノマネも全部似ていたくらい、本当に器用な方! 「何でもできちゃう」という言葉は、翔平さんにピッタリな言葉だなって思います。今回は、そんな翔平さんと“全然違うキャラクターのバディ”を演じるということで、どんな掛け合いのテンポ感や空気になるか楽しみです。
——視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
いろんな謎を解き明かしていく鷹央先生を、心から楽しんで演じたいと思います! ぜひ楽しみにしていてください。
○三浦翔平
——ご出演が決まった時の率直なお気持ちをお聞かせください。
原作小説を読ませていただき、“医療×ミステリー”という2つの要素が交わった骨太で面白い内容を読者としてすごく楽しませていただきました。ただ、これを自分たちが実写でやるんだ……と別目線から見た瞬間、ちょっとしんどかったです(笑)。というのも、僕が演じる小鳥遊は鷹央先生にこき使われ、あちこち休む間もなく出ずっぱり! しかも、セリフが本当に長いし、専門用語も多いんです……! ですが、プレッシャーを感じると同時に、楽しみでもあります。
——小鳥遊優をどんなふうに演じていきたいですか? 役の魅力と併せて教えてください。
小鳥遊は芯があって、真面目な先生。過去にはいろいろあったようですが、それを経て鷹央先生とバディになることで、彼の良さがさらに出てくるのかなとイメージしています。そんな小鳥遊は、基本的に“受け”の役どころ。周りの登場人物全員の受け芝居をしなきゃいけないので、大変ではありますが、とにかく受けて受けて全部拾えれば良いなと思います。あとはセリフですね。医療用語の意味もちゃんと調べて理解しておかないと、動きがリアルにならないと思うので…。ちゃんと落とし込むまでに、いつもの倍の時間がかかるかもしれない。大変な3カ月になるかと思いますが、全力を尽くしたいと思います。
——本格初バディを組む橋本環奈さんの印象も、改めて教えてください。
しっかりとバディを組むのは初めてですが、環奈さんは天才なので安心しきっています!! 自分はセリフ覚えが悪いし、数回NGを出したらメンタルがボキッと折れる人間ですが……(笑)。環奈さんはセリフ覚えも早いし、本当に何でもできる! これから3カ月、助けて下さい(笑)!
——視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
どんでん返し続きのドラマなので、視聴者の皆さんで犯人を予想し合うのも面白いんじゃないかと思います。また、このドラマは病気のこともちゃんと詳しく描き、またミステリー要素も詰まっています。笑いあり、涙あり、たくさんの感情を動かせるドラマになると思いますので、皆様ぜひご覧ください。
○原作・知念実希人氏
橋本環奈さん、三浦翔平さんという素晴らしい俳優に主人公たちを演じて頂けることになり、心から嬉しく思っています。私が生み出した『天久鷹央の推理カルテ』という小説の世界を、俳優や制作陣の皆様がさらに素晴らしい映像作品へと昇華して下さるのを原作者として、そして一人の視聴者として心から楽しみにしています。
○テレビ朝日・浜田壮瑛プロデューサー
ミステリー、医療、サスペンス、ヒューマン、コメディ、ラブストーリー。お好きなジャンルがどれかひとつでもあれば、存分にお楽しみいただけること間違いなしです。原作・知念先生の温かなエールを胸に、多様な魅力(とセリフ量!)をぎっしり詰めこんだ幕の内ドラマを、この春新たにお届けします。ぜひご期待ください。
【編集部MEMO】
ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第1話あらすじ……
天医会総合病院の統括診断部に、元外科医の内科医・小鳥遊優(三浦翔平)が派遣されてきた。各科で「診断困難」と判断された患者が集められる統括診断部の部長を務めるのは、同院の院長・天久大鷲の姪で、副院長でもある天久鷹央(橋本環奈)だ。唯一無二の個性をもつ鷹央の言動は、姉である事務長・天久真鶴を除いて誰も制御できず、研修医の鴻ノ池舞も「天久鷹央劇場」と評するほど。この日も小鳥遊のことを初対面にもかかわらず「小鳥」呼ばわりし、無邪気にぞんざいな態度を取る鷹央に、小鳥遊はあ然とするが、同時にその能力に舌を巻くことになる。何を隠そう鷹央は、驚異の診断能力を誇る天才ドクターだった。まもなく、トラック運転手・香川昌平が交通事故を起こし、救急搬送されてくる。ドーナツを食べた直後に手が震え、意識を失ったという香川。彼が口にしたのは、このところ農薬混入事件や、消費者の集団嘔吐事件が相次ぐ会社のドーナツだった。しかし、いくら検査しても体に異常は見当たらないどころか、事故車内で回収したドーナツからも毒物は検出されない。この難攻不落の病状の原因究明に、鷹央と小鳥遊が挑むが……