NHK桑子真帆アナ「テレビも頑張っています!」 放送100年を振り返って感じた“テレビの力”

2025年3月20日(木)15時14分 マイナビニュース


NHKの桑子真帆アナウンサーが20日、東京・渋谷の同局で行われた報道情報番組『クローズアップ現代「放送100年SP テレビが伝えた“あの日”と未来」』(3月24日19:30〜20:42)の取材会に出席した。
日本での放送開始100年という節目に合わせて、『クローズアップ現代』では「放送100年SP」を72分拡大版で放送。この100年の歴史的な出来事の数々を、貴重なアーカイブス映像とともに、ニュースの現場にいた当事者や放送を担った人たちに改めて取材し、その裏にあった事実を深掘りする。ゲストは、報道の現場に立ち続けてきた元日本テレビアナウンサーの藤井貴彦、元フジテレビアナウンサーの長野智子、元NHKアナウンサーの三宅民夫。報道人として「視聴者にどう伝えるのか」を考え続けてきた3人と、放送の歩みと未来を語り尽くす。
この日、収録直後に取材に応じた桑子アナは「熱気あふれるスタジオでした。私自身、放送の現場に身を置いてまだ15年ほど。100年の歴史を振り返るということで、新たに学ぶことが多くて、お三方のゲストが、今、私たちにできることを模索しながら、同じ悩みを抱えて放送と向き合っていることがよくわかりましたし、今いろんな媒体がある中で、テレビにできることってなんだろうということを一緒に考えるとても貴重な時間になりました」と感想を述べた。
自身が考える“テレビの力”を聞かれると、「テレビだけではないかもしれないですが」と前置きした上で、「正確性」を挙げ、「放送が始まったきっかけが1923年の関東大震災。情報が遮断され、デマがたくさん広がって。そのときに正確な情報を広く伝えるものとしてラジオ放送が始まり、そこからテレビに変遷していくわけですが、原点に立ち返ると正確性を求められて始まったメディア。そこから生中継でリアルタイムでお届けする速報性という役割が加わってはいくものの、今はインターネットメディアという速報性で私たちよりも優れたメディア登場している中で、そこで戦うのは難しい局面も出てきているので、であるならば、正確性に立ち返ってそこを軸にお届けできたらいいなと、今日の収録でも皆さんと議論して改めて感じました」と語った。
また、「テレビはスイッチをオンにすれば当たり前のように流れていて、生活の中にある。今はテレビがおうちにないところも多いですけど、生活の中にある存在として、一人ひとり悩みながら、その時点でできることを最大限やってきたと思いました」と今回の収録で感じたことを述べ、「それによる弊害もたくさん生むできてしまっているというのも事実で、そこに目をつぶるのではなく、同じことを繰り返さないようにしないといけないなと感じます」と気を引き締める。
さらに、「今、オールドメディア、ニューメディアと言われますが、新旧ではなく、それぞれができる精一杯のことをやって、最終的に情報を受け取った皆さんが、これ知れてよかったなとか、いい時間になったなとか、そういうことを感じてもらえるようになったらいいなと思いました」と自身の思いを述べ、番組の見どころを聞かれると「テレビも頑張っています! ということを伝えつつ、頑張っているだけでなく必要とされるメディアになるべく奮闘していますということも感じていただける時間になるんじゃないかなと思います」と笑顔で話していた。

マイナビニュース

「テレビ」をもっと詳しく

「テレビ」のニュース

「テレビ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ