五十嵐亮太、田中将大が習得すべきだと思う球種とは「僕も…」
2025年4月12日(土)17時30分 マイナビニュース
元プロ野球選手で野球解説者の五十嵐亮太氏が2日、YouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん(高ははしごだか)』で公開された動画「【初登板】田中将大は直球にこだわるべきなのか!? 五十嵐亮太が考えるマー君復活の鍵とは? メジャー経験投手が陥りがちな落とし穴って何!? 【巨人プロ野球ニュース】」に登場。巨人・田中将大が習得すべきだと思う球種について語った。
○田中将大が習得すべき球種は?
田中の復活のカギについて話すなかで、五十嵐氏は「日本に帰ってきた時に、日本のバッターって当てるのうまくないですか?」と切り出し、「僕もアメリカでツーシームとかカットボールって結構投げてたんですけど、日本に帰ってきた時に、そこありきで、ほかのボールどうにかしようかなみたいなスタンスでやってたら、意外と結果が残んなかったんですよ」と回想。
続けて、「コーチに『ナックルカーブ投げないとちょっとこれはマズい、もたないと思う』って2軍行かしてもらったんですよ。で、2軍でナックルカーブをめちゃくちゃ練習して1軍に上がったら、曲がりが大きくてスピンも効いてて速かったので、ある程度、カウント・空振りが取れるっていうので、僕、日本で結果残ったんですよ」と、ナックルカーブの習得で、ソフトバンク移籍後にも活躍することができたと明かした。
そして、五十嵐氏は「だから、マーくんも、変化球(主体)でいくのなら、アメリカのスタンスじゃ僕はちょっと難しいと思ってて」「ある程度、大きく速く曲がる変化球が大事」と分析。「マーくんのスプリットも、佐々木朗希投手とか千賀滉大投手のように曲がり幅が大きいわけじゃないじゃないですか。真っ直ぐに近い感じで落ちてく感じだから、当てられると思うんですよ。そうなると変化球の質とか、新たな変化球みたいのがあったほうがいいのかなって思いますね」と持論を展開していた。
なお、この動画の公開後、田中は3日の中日戦に移籍後初登板。5回を5安打3四球1失点と粘投し、楽天時代の2023年8月26日以来となる勝利をあげている。
【編集部MEMO】
昨秋に受けた右肘クリーニング手術の影響もあり、2024年はプロ入り後初となるシーズン未勝利に終わった田中将大。11月には楽天を退団し、巨人に入団。春キャンプでは、久保康生巡回投手コーチとの二人三脚でのフォーム改造が話題になった。