渋谷で八代亜紀回顧展、未発表の歌詞「生きる」手書きノート公開…合成音声によるガイドも

2025年4月13日(日)10時38分 読売新聞

八代亜紀さん

 「舟唄」「雨の慕情」などのヒット曲で知られ、2023年末に73歳で死去した演歌歌手、八代亜紀の衣装や絵画作品などを展示する回顧展「生きる〜ありがとう・・・これからも〜」が11日から、東京・渋谷の西武渋谷店で開かれる。死後に見つかった未発表の歌詞「生きる」が手書きされたノートも展示され、一番の見どころと言えそうだ。

 数々のヒット曲のほか、ジャズやブルースなどジャンルを超えて歌い続けた一方で、画家としても精力的に活動した八代。回顧展では、ドレスや着物などの衣装や絵画作品、幼少期から晩年までの写真パネルなど計約90点を展示する。完成間際の絵画や、鉛筆でデッサンした自画像も初公開する。

 また、八代の合成音声による音声ガイドも用意されている(有料)。

 ノートにつづられた未発表の歌詞「生きる」は「今、お前は この胸で眠る」「男のくせに ぐずぐずするなと お前が叱る声がした」と、愛する女性に先立たれた男が、女性の思いを受け止めて生き抜こうとする姿を描いている。この歌詞が書かれたのは20年4月、コロナ禍で東京都などを対象に緊急事態宣言が発令された頃だといい、手書きされたノートからは、推敲すいこうの跡も生々しく見てとれる。

 20日まで。午前10時〜午後8時、最終日は午後5時まで。入場料1000円。(電)03・5784・3561。

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