《広末涼子釈放現場のウラ側》撮影成功のメディアと、“笑顔写真使用”でメンツ丸潰れのNHK

2025年4月19日(土)19時0分 週刊女性PRIME

私生活で自らハンドルを握る広末涼子



 お騒がせ俳優は、釈放をめぐってもメディアを振り回した。

「それまで取材に熱心だったNHKや共同通信も、記者を配置できていない時間帯の釈放で動画も写真も撮れなかった。メンツ丸つぶれでしたね。民放で動画を撮れたのは日テレ系だけ、カメラマンを配置していたスポーツ紙も2紙だけでしたね」

 と、保釈場面の事情を知る関係者が明かす。

広末の釈放を撮れたマスコミ

 静岡県内の新東名で交通事故を起こし、搬送先の病院で看護士に蹴りを入れたとして暴行容疑で逮捕された広末涼子(44)。今月16日朝、勾留されていた浜松西警察署から保釈されたのだが、

「『あすにも釈放』という記事が、釈放前日のスポーツ紙に掲載されていましたから、日時は分かっていたはず。ところが、釈放時に、警察署の前にいた取材クルーは約15人で、絵を撮れた社と撮れない社の明暗が分かれてしまった」とスポーツ紙記者は、言葉で地団駄を踏む。

 釈放時の広末の表情をばっちり撮れたスポーツ紙は一面で報じ、撮れなかったスポーツ紙はテレビ画面の接写を使うという屈辱的な紙面にせざるを得なかった。

「警察は公務員です。これまでだったら、早朝の保釈といえば朝の8時、それが暗黙の了承でした。結果論から言えば、先入観で誤った判断をしてしまった」と別のスポーツ紙記者は表情をしかめる。

 見事、釈放時の動画を放送できた日本テレビは、どうやら事前情報がばっちり入っていたようだ。

「報道局まわりでは、朝早く、7時までには釈放という情報をつかんでいたようです。それを系列局と共有し取材クルーを出張らせた」と同局情報番組関係者は裏事情を明かす。

 広末が保釈申請をしたのは午前5時56分。6時18分には、迎えの車が警察署エントランス前に到着し、その2分後に広末が警察署から出て来た、という流れだ。

「NHKも釈放の件は放送しましたが、原稿に付けられていた広末の動画は過去素材で、広末が満面に笑みを浮かべているものでした。芸能人がイベント等に出演する際は大抵笑顔ですから、こういう事態の際の絵としては、ちょっとふさわしくない笑顔になってしまう」(情報番組デスク)



 何はともあれ、8日に逮捕され、16日朝まで警察署内に8夜勾留された広末。娑婆の空気を吸うことができ、迎えの車に乗り込んだ際は緊張が解き放たれたのか、笑顔を見せていたが、いつまでも笑ってばかりはいられない。すぐさま、困難な現実と向き合わないとならないからだ。

 スポーツ紙記者が指摘する。

芸能活動は当面開店休業



「5月に予定されていた朗読劇が中止になりました。事故を起こした際、広末は映画の撮影中でしたが、その撮影がどうなるのか。再開するにしても、再開できないにしても、個人事務所の社長を務める広末に補償がのしかかる。

 一刻も早く仕事をして稼ぎたいところでしょうが、メジャーの仕事のオファーは届きそうもない。交通事故にまつわる取り調べも続きますから、芸能活動は当面、開店休業状態にならざるを得ない。稼ぎがないところに、補償問題がぼっ発すれば、広末もお手上げ状態になるでしょうね」

 広告代理店関係者からは、こんな話を聞いた。

「広末さんが、映画の仕事を選ぶ際、主演か、主演でなくてもちゃんと意味のある役柄か、という条件を付けていることを報道で知りましたが、まだアイドル俳優気分が抜けないのか、と感じましたね。映画やドラマの世界で主演を張れるメーン世代は、もう広末さんの世代ではないんです。40代、50代は主演というより、味のある役を求めたり、映像仕事の一方で舞台に演技の幅を求めたりする世代。そんな現実が見えてないのでしょうね。

 どんなオファーであっても、与えられた役の中で自分らしさをさらけ出し、作品に爪痕を残せばいいんです。もう一度、俳優修業をする覚悟がないと、広末さんの再起は見通せない」

 釈放はされたものの、事務所の維持経費やスタッフへの支払い、キャンセルした作品への賠償問題などに直面しなければならない広末。前途洋々と見通せる現実はなく、ただただ前途多難なだけだ。

週刊女性PRIME

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