プロムの相手はママ!? 『リアム16歳、はじめての学校』本編映像
2019年4月22日(月)16時0分 シネマカフェ
リアムの母クレア役には、『ジュラシック・ワールド』や『アントマン』シリーズのジュディ・グリア。そしてリアム役は、ベン・スティラーがプロデューサーを務めるNetflixオリジナル映画『アレックス・ストレンジラブ』でも主演を務めるダニエル・ドエニーが抜擢されている本作。
今回解禁となった本編映像は、有名大学に入って天文学者を夢見る青年リアムが無事に高卒認定試験を終え、合格を見越したプロム・パーティーシーンが描かれている。高校最後のプロムといえば、アメリカやカナダの青春映画ではお決まりのイベントであり、物語の重要なシーンになることが多い。
だが、本作ではなんと自宅で開催(しかも靴下で!)。幼少から学校には通わず、母親のクレアから自宅教育を受けて育ったリアムには友達がいない。クレアが唯一の親友なのだ。もちろん、リアムのダンスの相手もクレア。
そして、自宅プロムの翌日に事件は起こる! リアムはわざと高卒認定の試験に落ちたのだ。合格間違いなしと信じていたクレアは激怒し、リアムは「女の子にムズムズして…」「学校に行きたい」と言い出す。
実は、はじめて足を踏み入れた高校で、リアムははじめての恋に落ちていた。“このままでは青春を卒業できない”と思ったリアムは、ママ、パパ(?)、おじさんの名前のみが書かれた“友達リスト”のノートをクレアに見せつける。激怒していたクレアは言葉が出てこない…。リアムにとって、“はじめての反抗”ともいえるシーンだ。
母と子という枠を越えて、ときには親友、ときには恋人のように仲良く暮らしてきたふたりにとって、“はじめての学校”には、果たして何が待ち受けているのか? ぜひ、本編で確かめてみてほしい。
なお、メガホンをとったカイル・ライドアウト監督は来日した際、本作で自宅教育(ホームスクーリング)を描いた点については「特に自宅教育についてのドキュメンタリーを作りたいというわけではなかった。親の文句を言う高校生の映画はよく見るけど、母親がベストフレンドだという高校生の物語はなかなかないと思い、ステレオタイプじゃない親子関係を描きたかったんだ」と制作の意図を明かしている。
『リアム16歳、はじめての学校』は4月27日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。