桜の絨毯をほどいたかのよう… 『一本道』の先にいたのは?

2025年4月21日(月)16時28分 grape

4月も中旬になると、葉桜の季節へと移り変わります。

桜の花はほとんど散ってしまいますが、地面を見ると落ちた花びらを見つけることができるでしょう。

桜の木が多くある場所では、足元が『ピンク色の絨毯』のようになっているかもしれませんね。

ピンクの絨毯にできた『道』

2025年4月21日、Xに写真を投稿したのは、フォトグラファーのonotch(@onotch_x)さんです。

撮影したのは、あたり一面が桜の花びらでピンク色に染まった風景。

しかし、よく見ると桜の絨毯に何かが通った、道のような跡ができています。

一体誰が、跡を付けたのでしょうか…。onotchさんが添えたひと言とともに、こちらをご覧ください。

「花筏 ほどけて鴨の 通りけり」

そんな美しい一句とともに、公開されたのは、桜の花びらに覆われた川の風景でした。

『花筏(はないかだ)』とは、水面の上に散った桜の花びらが、筏のように連なって流れる様子を表した言葉です。

1羽のカモが花筏の中を泳いでいくと、まるで絨毯の糸がほどけるように、一本道ができていました。

投稿には『いいね』が多数付いており、美しく詩的な光景に、うっとりした人が相次いだようです。

花筏は、満開の桜が散った後の、短い期間にしか見られないといいます。

1年のうちのほんのわずかな『奇跡の瞬間』を見られたら、幸福な気持ちになれそうですね。


[文・構成/grape編集部]

出典 @onotch_x

grape

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