日テレ、「セクシー田中さん」調査結果の公表は「多少時間がかかっている」当初よりも遅れGW明け以降

2024年4月22日(月)14時6分 スポーツニッポン

 日本テレビの定例社長会見が22日、東京・汐留の同局で行われた。昨年10月期放送の同局ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題を受け、調査の現状について言及した。

 石澤顕社長は「全容につきましては調査が終わった段階できちんと報告する予定です」とコメント。ヒアリング対象については「漫画の原作者、脚本家、ドラマ制作者、監督、プロデューサーなど、こういった方々です。これに付随して必要であると考えられる方々から順次お話を伺っている」と報告した。

 発表の時期について、「前回の見通しでGW明けになるかなとご案内いたしまして、調査の内容次第では時間がかかる可能性もとコメントさせていただいた。その後の進捗で現場から多少時間がかかっている状況にあるとのこと。GW明け早々というよりもう少し時間がかかるかなという見込み」と語った。

 調査結果の発表方法については「きちんとお伝えする一番良い方法はどういう形か検討している」とした。

 また、過去に日テレで漫画原作で放送したドラマの原作者などにもヒアリングをしていることを明かした。「当該事案に直接関わった方々だけでなく、他にもそういった立場にあられる方に経験や知見など参考にさせていただくべく、協力をお願いしてヒアリングしている」とも説明した。

 その理由について「再発防止を含めてどういった形で作品を完成させるか、一連の作業の中で二度とこのようなことが起こらないようにするにはどうすべきか広く意見を聞いている」と語った。

 これに、福田博之取締役専務執行役員は「他の作品を経験された漫画原作者や関係者にも一般的にどうであるかというようなことをお聞きしていると理解している」とし、石澤社長は「『セクシー田中さん』以外のことはあくまで一般論として」とした。

 石澤社長は「小学館さんには協力いただいているが、具体的なことは差し控えさせていただく」と語った。

 同社は2月15日に「社内特別調査チーム」を設置し、23日に開始。同局の石澤顕社長は先月の会見で「外部の有識者に入っていただいた特別調査チームで社内の関係者を含めて調査を進めている状況。詳細につきましては調査がまとまってからお伝えしたい」と報告。「再発を防止して、より安心安全な形でステークホルダーの方たちに制作に協力していただくことが目的。それに向けて必要十分なヒアリングを進めている」と説明していた。

 調査結果の公表については「ひとつの目安はゴールデンウイークが明けたあたりになるのかなと思います」としていた。

 芦原さんは1月26日に更新した自身のXで、ドラマの脚本を巡り局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたと主張していた。

スポーツニッポン

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