浜辺美波と目黒蓮がW主演で葬祭プランナーに 映画『ほどなく、お別れです』
2025年5月1日(木)18時0分 マイナビニュース
浜辺美波と目黒蓮が、2026年2月公開予定の映画『ほどなく、お別れです』でダブル主演を務めることになった。
小学館文庫小説賞の大賞受賞作であり、長月天音のデビュー作でもある小説『ほどなく、お別れです』シリーズの実写映画化が決定。原作は、作者自身の死別経験に基づき執筆されたもの。就職に失敗したヒロインが葬儀社で見習いとなり、厳格な先輩プランナーと共に"最高の葬儀"を目指す感動の物語となっている。
新人葬祭プランナー・清水美空役は、映画『ゴジラ-1.0』や連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合ほか)でヒロインを務めた浜辺美波。日々成長していく役柄を演じる浜辺は、「死と向き合うことに不安もあったが、自身の感情を大切に演じた」と語り、「お別れは悲しいが前向きで温かく、周りの人を大切にしたいと感じる作品」とコメントしている。
美空を指導する先輩プランナー・漆原礼二役は、Snow Manのメンバーで、『silent』(フジテレビ系)や映画『わたしの幸せな結婚』などで俳優としても活躍する目黒蓮。劇中では漆原の過去にも焦点を。目黒は「お別れは悲しいが希望もある。また会えるかもしれないという考えは素敵」と述べ、「別れを現実的に感じさせ、観後に自身の人生や人との接し方が変わるような作品」と語っている。
監督は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などの三木孝浩。脚本は『ひよっこ』などを手掛けた岡田惠和監修のもと、本田隆朗が担当する。
■浜辺美波 コメント
私は、"死"というものに演技でしかしっかりと向き合ったことがなく、最初にオファーをいただいた際は演じられるか少し不安でしたが、三木監督には事前に『ご遺族や故人様に向き合ったときの気持ちを大事にしてほしい』というお手紙をいただいたため、あえて意識はせず、自分の感情を大切に演じました。
監督とはデビュー当時から映画やMVなどで何作もご一緒させていただいておりますが、とても心が温かい方で、監督の優しさに包まれてこの作品はできているのだなと思いました。また、目黒さんとは初共演でしたが、現場にいらっしゃる姿が紳士で、佇まいから誠実さが伝わってくる方でした。上司と部下という役柄もあり、あまり会話をする機会はありませんでしたが、現場でずっと見守って下さり安心感がありました。口数は少ないけれど心は温かくて漆原さんにぴったり。今回、ご一緒できて良かったです。
"お別れ"というのはどうしても避けられない、身近で、一番悲しいものだと思いますが、同時に、前向きで温かいものでもあると思います。周りの人を大切にしたいと感じる作品になっていると思います。ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。
■目黒蓮 コメント
事前に原作を拝読しましたが、"お別れ"をテーマに描かれているため悲しいなと思う一方で、希望がもてる部分もあり、「お別れはしたけれど、この先、いつかまた会えるかもしれない」という考えはとても素敵だなと思いました。
三木監督とは初めてご一緒させていただきましたが、とても穏やかな方で、現場では監督の空気感に支えられていたなと思います。集中したいときも、言葉で意思疎通をするというより、監督がつくってくれる雰囲気の中でのびのびと演じさせてもらえました。同じく初共演の浜辺さんは、監督としっかりコミュニケーションをとり丁寧に役を作っていく方だなという印象で、とても共感できましたし、浜辺さんのおかげで、漆原と美空の関係性がしっかりつくれたのではないかと思います。
今作は、お葬式を通じて、非日常に感じてしまいがちな大切な人との別れを最も現実的なものに感じさせてくれる作品です。日々過ごしているこの時間でさえも、大切でもう帰ってこない時間。映画の「ここに注目してください」というより、観終わったあとに、自分自身の先の人生に注目してもらえたらと思います。きっと、人に対する接し方など、何かが変わると思います。
【編集部MEMO】
浜辺美波は、2000年8月29日生まれ。24歳。石川県出身。2011年に開催された「第7回東宝シンデレラオーディション」でニュージェネレーション賞を受賞して芸能界入り。同年公開の映画『アリと恋文』で主演を務めて女優デビューを果たす。以降は映画『君の膵臓をたべたい』(2017年公開)、映画『ゴジラ-1.0』(2023年公開)、NHK連続テレビ小説『らんまん』(2023年)など次々と話題作に出演。次期大河ドラマ『豊臣兄弟!』(2026年)の出演も決定している。
目黒蓮は、1997年2月16日生まれ。28歳。東京都出身。中学2年生だった2010年10月にジャニーズ事務所に入所。ジャPAニーズ HI!に所属する。2016年から宇宙Six(2019年8月に脱退)、2019年1月からSnow Manのメンバーとなり、国民的アイドルに。グループの活動と並行しながら、俳優としても活躍中。2020年公開の映画『月の満ち欠け』では「第46回日本アカデミー賞」で優秀助演男優賞と新人俳優賞、第96回キネマ旬報ベスト・テンで新人男優賞を受賞している。