フジ松村未央アナ フジ改革策に「変わらないといけない、変わっていく姿勢を見せていかないといけない...」

2025年5月1日(木)10時30分 スポーツニッポン

 フジテレビの松村未央アナウンサー(38)が1日、同局の情報番組「サン!シャイン」(月〜金曜前8・14)に情報キャスターとして出演。元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した問題で、フジ・メディア・ホールディングス(HD)は30日、フジHDの金光修社長(70)と社外取締役の茂木友三郎氏(90)ら3氏が6月に開催予定の株主総会をもって退任する人事を発表したことに言及した。

 世論の逆風が収まらず、大株主たちがフジの人事を巡る主導権争いを繰り広げる中、人事案を撤回する格好となった。

 フジHDは3月に経営陣の新体制案を発表。その後、株主の米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが金光氏ら留任予定の取締役を「オールドボーイズクラブ」と批判して交代を求め、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長(74)ら12人の新取締役候補を提案した。北尾氏も会見を開きフジHDの人事案を「不十分」と一蹴。アニメ事業で結果を残してきた清水賢治専務(64、現フジテレビ社長、次期フジHD社長)については「残していい」などと提言。営業利益の半分以上を占める不動産事業の切り離しなど、経営に関する構想も掲げていた。

 金光社長とフジの清水賢治社長は30日、組織の再生・改革に向けた具体策を総務省に報告。「楽しくなければテレビじゃない」というモットーを過度に重視してきた風土から脱却し、編成局、バラエティ制作局など制作部門の組織を解体・再編してアナウンス室は独立させるといった内容を盛り込んだ。

 第三者委員会が3月31日、報告書を公表。当時同局アナウンサーだった被害女性が「業務の延長線上で、中居氏から性暴力による重大な人権侵害の被害を受けた」と認定した。フジ側が被害女性よりも中居氏を優先する行動を取ったことに加えて、社内ハラスメントの横行や女性社員を添え物のように扱う差別的な企業体質も指摘された。

 松村アナは、原稿に目を落としながら「変わらないといけない、変わっていく姿勢を見せていかないといけないと思いますので、引き続き信頼回復に向け努めていきたいと思います」と今後についてコメントしていた。

スポーツニッポン

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