備蓄米流通量2%弱...玉川徹氏 消費者に届かない事態に「時間かかることを正当化しているだけ」とバッサリ

2025年5月1日(木)16時24分 スポーツニッポン

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が1日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。政府備蓄米放出後も流通が進まない現状を受けてコメントした。

 農水省は3月から放出を始めたが、4月30日に発表した同13日時点での小売店や外食事業者への備蓄米流通量は4192トン。3月に落札された計2回分の放出量の1・97%にとどまっている。流通が遅れている背景には「落札した備蓄米と同じ量、品質のコメを政府が原則1年以内に買い戻す」という入札制度があり、番組では「多くの事業者が入札に参加できるように買戻し条件を外せないか?」「入札ではなく金額を決めて卸売業者や小売りに販売することはできないか?」と農水省に質問。同省からは「基本方針を変更するなら議論や手続きに時間がかかる」「備蓄米は国有財産。国の物品を売り渡す時は原則入札でと法律で決まっている」などの回答があった。

 玉川氏は「時間がかかることを正当化しているだけ。変えられないんじゃない、変えないんですよ。もし変えたいのなら今は通常国会中なので法律を変えればいいんですから。緊急時の備蓄米の放出に関しては、政府で一定の価格をとって放出できるというふうにすればいい」と指摘。法律は「衆参合わせても緊急だという話なら2週間で通る」とし、「やる気ないだけなんですよ」と政府の“怠慢”だと言い切った。

 備蓄米放出に関する法律について「何かがネックになっているんだったら、国の財産を売り渡す時は入札でとなっているのなら、そういう法律を変えておかないといけないんじゃないですか?今、ちょうど国会をやっているんで」とし、今後へ向けて「機動的に出せる状態を今、備えておかないといけないんじゃないですか」と重ねて指摘した。

スポーツニッポン

「備蓄米」をもっと詳しく

「備蓄米」のニュース

「備蓄米」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ