備蓄米、「全て古米」の3回目の平均落札価格は前回より454円安…落札率99・97
2025年4月30日(水)11時37分 読売新聞
保管倉庫から搬出される備蓄米
農林水産省は30日、コメの流通円滑化を目的とした政府備蓄米の放出を巡り、3回目の入札結果を公表した。平均落札価格は玄米60キロ・グラムあたり2万1926円(税込み)で、落札率は99・97%だった。対象の10万トンは全て2023年産で古米だったため、2回目の入札より454円安かった。
3回目の入札は23〜25日に実施。6事業者が参加し、対象の10万191トンのうち、10万164トンが落札された。
農水省は3月10〜12日と26〜28日に備蓄米の入札を行い、計21万トンが落札された。平均落札価格は1回目が2万2914円、2回目が2万2380円だった。
農水省によると、集荷業者と卸売業者の間で取引される24年産の相対取引価格(出回り〜今年3月)は、全銘柄平均で玄米60キロ・グラムあたり2万4500円だった。