伊藤匠叡王VS斎藤慎太郎八段 シリーズは両者1勝1敗…先にタイトル“王手”かけるのはどっちだ!注目の名古屋対局開始/将棋・叡王戦第3局

2025年5月4日(日)10時2分 ABEMA TIMES

 将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(32)が挑戦する第10期叡王戦五番勝負第3局が5月4日、愛知県名古屋市の「か茂免」で始まった。シリーズは両者1勝1敗のタイ。タイトルに先に“王手”をかけるのはどちらか。本局の先手番は伊藤叡王。

【映像】伊藤叡王VS斎藤八段 注目の第3局

 伊藤叡王の初防衛か、斎藤八段の7年ぶりのタイトル奪取か。第3局は、シリーズ2度目の名古屋市を舞台に争われる。「町並み保存地区」に指定された白壁地区に位置する料亭で、近年では叡王戦、王位戦の開催地として将棋ファンにも親しまれている。前期は開幕局の地となったが、伊藤叡王は黒星。本年はどのような結果を向かえるのか。

 注目の中で争われた第1局は、伊藤叡王得意の相掛かりが志向されたが、約3年ぶりにタイトル戦線に復帰した斎藤八段が序盤から工夫を見せて力戦へと展開。長考合戦から伊藤叡王が局面を動かしに出たものの、一瞬の間合いで抜け出したのは斎藤八段だった。最終盤では白熱の攻め合いとなったが、挑戦者はひるむことなく前進を決断。そのまま押し切った斎藤八段がシリーズ先勝を飾った。

 石川県加賀市で行われた第2局は、再び相掛かりの出だしから相中住まいの接近戦に。濃密で難しい中盤戦から、攻め合いへと展開した。繊細な折衝から主導権を握ることに成功した伊藤叡王は、強く踏み込み先手を圧倒。厚みを活かし、最後は一気に押し切りって待望のシリーズ初勝利をもぎ取ってみせた。

 勝負所の第3局を制し、先にシリーズ“王手”をかけるのはどちらか。両者が繰り広げる熱戦から目が離せない。本局の先手番は伊藤叡王。持ち時間は各4時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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