「あんぱん」座間先生フラれるも...軍人に怯まず「反骨精神」「逆に心配」実在“図案科の歌”がネット話題
2025年5月6日(火)8時15分 スポーツニッポン
女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6日、第27話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第27話は、柳井嵩(北村匠海)はデッサンの授業。同級生・辺見菊麿(三河悠冴)の圧倒的な画力に落ち込むも、不思議な歌詞の「図案科の歌」を口ずさみながら刺激的な日々を送る…という展開。
1937年(昭和12年)7月、日中戦争が勃発。黒井は「今こそ、忠君愛国の精神を肝に銘じなさい」と訴えた。
座間はデッサンモデル(カナキティ)を銀座へ食事に誘うも断られ、謎の曲を歌い始めた。
「ワッサワッサワッサリンノ モンチキリンノホイ ヤカンリカンガ…」
座間は黒板に歌詞を書き「これ、図案科の歌だ」。意味不明の歌詞は「つまり、自由ってことだ」。解釈を問うと、嵩は「難しい理屈なんて、茶化してしまえ。自由に生きよう」「鬱な気分よ、バイバイ」と答えた。
のぶは教室に一人。黒井の言葉を思い返し、沈んだ。
座間は嵩や健太郎らと銀座のカフェへ。軍人(養田和裕)に「ふざけた歌はやめろ」と注意されたが、「我が校の図案科で歌い継がれた名曲ですよ」と屈しない。自由の象徴を歌い続けた。
「図案科の歌」は史実ベースの展開で、番組公式SNSも「ちなみにこの歌、やなせたかしさんが在学した東京高等工芸学校図案科に実在したんです」。SNS上には「(嵩の)作詞の才能、開花?」「やなせ先生の自伝では、音はないから想像するしかなかったけれども、こうして実際に聴くと楽しくていい」「反骨精神、凄いな、座間先生。流石、芸術家」「陸軍に目をつけられてしまう…黒井先生とは逆の意味で心配」「命懸けで自由にふざけたい人なんだな」などの声。反響を呼んだ。