夏川りみ 「涙そうそう」収録秘話 作詞・森山良子からの言葉で決意新たに「1人でも多くの方に...」

写真を拡大

　歌手の夏川りみ（51）が6日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」（月〜金曜前9・50）にVTR出演。自身の代表曲「涙そうそう」の収録秘話を語る場面があった。

　同曲は、作詞を歌手の森山良子、作曲を同郷・沖縄県石垣島出身の男性3人組バンド「BEGIN」が担当。楽曲を聞いた夏川自ら「BEGIN」に頼み込み、カバーが実現した。

　レコーディングでは、ボーカルの比嘉栄昇による真剣なアドバイスがあったという。夏川は、大好きな歌を歌えるうれしさが前面に出てしまったといい「ワーッて歌っていると、“りみ、お前この歌どうやってできたか分かるか？”って。良子さんはお兄さんを亡くされていて、その大好きなお兄さんのことを歌詞にしたのがこの詞になっているんだよ”って」と語った。

　歌詞のイメージと夏川の歌唱にギャップが生じてしまったため、レコーディングは一時中断。「ずっと歌詞を読み込んで…」と試行錯誤を重ね、「いろんな思いを自分なりに表現したいなと思って歌わせてもらったら、BEGINのにぃにぃたちが“今の歌い方だったらみんなに届くよ”って。初めてそこでOKをもらえて」と振り返った。

　その後、完成したCDを手に森山と対面。「初めて会ったんですけど、“いっぱいいっぱい歌ってね”って言ってくださったんですね。その一言が、1人でも多くの方に届けないといけないなって気持ちになって」と語った。昨年にデビュー25周年を迎えたことについても触れ、「本当にこの曲に出合ってなかったら25周年を迎えることなんかなかったと思うし、今はないなって思っています」と楽曲への感謝を口にしていた。