嵐、来年5月に解散 ファンクラブサイトで報告 櫻井「答えにたどり着くことは簡単ではなかった」

2025年5月7日(水)4時0分 スポーツニッポン

 嵐の5人が勢ぞろいして姿を見せたのは、2020年12月31日に東京ドームで無観客ライブを行って以来、1587日ぶりとなった。ファンクラブサイトにアップした動画では、メンバーが代わる代わるコメントし、ファンへの思いを語った。

 5人「皆さまお久しぶりです。嵐です」

 櫻井翔「このたび、私たちからお伝えしたいことがあります」

 相葉雅紀「活動休止してから、およそ4年半がたちました。私たちは休止前最後の一年、コロナの影響で皆さんの前でパフォーマンスをすることはかないませんでした。これまで支えてくださったファンの皆さんに直接感謝の思いを伝えるために、私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春ごろに予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます」

 櫻井「また、株式会社嵐を設立したこともあり、新たなスタッフの方と新しい形を組み立てる可能性を模索した時期もありましたが、これまで20年以上にわたりお世話になってきた多くのスタッフの皆さんと共にその景色をつくり上げていきたいと考えています。そして、このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします。およそ1年半ほど前から、折を見て5人で集まりまして、“もう一度嵐として活動する”ことについて話し合いを重ねてまいりました。しかしながら、私たちを取り巻く環境は変化し、それぞれの環境も以前とは形を変える中で、なかなかその答えにたどり着くことは簡単ではありませんでした」

 大野智「時間をかけて、何度も話し合いを重ね、みんなで出した結論は、もう一度集まって、嵐としてのコンサートを行い、コロナによってかなえられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了するということでした。活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした」

 松本潤「コンサートは、今この動画をご覧になっている、現在ファンクラブ会員の方に優先的に申し込んでいただけるように、ファンクラブの新規入会は一時的に申し込みを停止いたします。また来年のツアー開催に向けて実現すべく、さまざまな人のお力をお借りしながら準備に入っていますが、現段階でその全てをお伝えできる状況にはありません。決まり次第随時、ファンの皆さまへは最初に、自分たちから、自分たちの言葉でお伝えしていきたいと思っています」

 二宮和也「そして、嵐の活動終了に伴い、ファンクラブも2026年5月いっぱいで活動は終了いたします。ですが、それまでの一年、ファンクラブ会員の皆さまへ向けてできる限り多くのコンテンツをお届けしますので、見て楽しんでいただければと思います。また、今ファンクラブに入っていない方も次の配信から楽しんでいただけるように、新規入会受け付けの再開準備をしています。次の嵐ファンクラブ内のコンテンツ配信は来月中旬を予定しています」

 松本「重ねてにはなりますが、これから5人でまた集まり、これまで応援し続けてくださったファンの皆さんに感謝の思いを込めて、喜んでいただけるようなコンテンツをお届けできたらと考えています。ぜひ楽しみにしていてください」

 ≪19年発売アルバムがギネスに≫

 【嵐の主な偉業】

 ▽ギネス記録 2019年発売のベスト盤「5×20 All the Best!! 1999—2019」が同年、世界で最も売れたアルバムに認定。330万枚を売り上げ、テイラー・スウィフト「Lover」(320万枚)を上回った

 ▽映像集でミリオンセールス ライブDVD「ARASHI Anniversary Tour 5×20」(20年)で記録。安室奈美恵さんが18年に達成して以来で男性アーティストでは初

 ▽紅白司会 10年から5年連続でNHK紅白歌合戦の白組司会。同局アナウンサー以外では史上最長

 ≪SMAP、V6も“25年”≫

 男性アイドルグループについて芸能関係者の間では“25年限界説”を指摘する声が以前から上がっている。

 SMAPはデビュー25周年を迎えた2016年12月に解散。V6は21年3月に丸26年の活動に幕を下ろした。1999年11月にシングル「A・RA・SHI」でCDデビューした嵐は、現在26年目。若くしてデビューしたグループも、四半世紀たてば、ほぼ全員が40代に突入すること、結婚など人生の転機を迎えることから、限界説がささやかれてきた。国民的グループの解散発表で、存続の難しさが浮き彫りになった。

 ≪「活動終了」の言葉に感激≫嵐解散のニュースに、SNS上でもさまざまな反応が上がった。“終わり”を予想していたファンも多かったのか、「私の青春そのもの。曲を聴くだけで一生楽しい」などの感謝のコメントが寄せられた。「活動終了という言葉を選んでくれてありがとう」と、5人が「解散」と告げなかったことに感激するファンも多数いた。「少しでも現在の大野くんをこの目に焼き付けよう」というポストもあった。

スポーツニッポン

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