フジ梅津弥英子アナ コメ価格高騰、備蓄米流通“1・4%”に「これでは、なかなか私たちの手には...」
2025年5月18日(日)9時21分 スポーツニッポン
フジテレビの梅津弥英子アナウンサー(47)が18日、同局「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。コメ価格が高止まりしていることについて言及した。
農林水産省が12日に発表した全国のスーパーで4月28日〜5月4日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が4214円。過去最高値だった前週より19円安く、18週ぶりに値下がりに転じたが、前年同期と比べなお2倍の高水準となっている。
政府は備蓄米の放出しているが、価格は小幅な下げにとどまっている。農水省が4月30日にまとめた2度目の流通先調査によると、政府が3月に放出を決めた備蓄米約21万トンのうち、4月13日までにスーパーなどの小売店に届いたのは、わずか1・4%の3018トンだった。
また、農水省が、放出した政府備蓄米の流通段階での経費と利益の分析した結果、卸売業者は60キロ当たりで経費と利益を合わせて7593円を上乗せしており、2022年産調査と比べて最大3・4倍となった。
梅津アナは、備蓄米の流通について「政府はこれまで3回にわたり備蓄米を放出。このうち2回目までに落札されたのは、21万2000トンで3月17日から4月13日までに集荷業者にわたったのは約14万トン」と説明。
そのうえで「しかし、卸売業を経て実際にスーパーなどの小売業者に届いたのがわずか3000トンと1・4%という数字。これでは、なかなか私たちの手には届かないのかなという印象があります」と伝えた。