橋下徹氏 コメ価格の高止まりに「外国から調達し、農家さんが困るんだったら、それは別でしっかり政策を」
2025年5月18日（日）9時27分 スポーツニッポン
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏（55）が18日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」（日曜前7・30）に出演。コメ価格が高止まりしていることについて言及した。
農林水産省が12日に発表した全国のスーパーで4月28日〜5月4日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が4214円。過去最高値だった前週より19円安く、18週ぶりに値下がりに転じたが、前年同期と比べなお2倍の高水準となっている。
政府は備蓄米の放出しているが、価格は小幅な下げにとどまっている。農水省が4月30日にまとめた2度目の流通先調査によると、政府が3月に放出を決めた備蓄米約21万トンのうち、4月13日までにスーパーなどの小売店に届いたのは、わずか1・4％の3018トンだった。
また、農水省が、放出した政府備蓄米の流通段階での経費と利益の分析した結果、卸売業者は60キロ当たりで経費と利益を合わせて7593円を上乗せしており、2022年産調査と比べて最大3・4倍となった。
橋下氏は「コメ政策は原則、供給量を政治家と官僚がコントロールをしてコメの価格を維持してきた。計画経済ですけれど、官僚と政治家が量を調整するなんていうのは無理なんですよ」と指摘。
そして、「簡単に言えば、足りなければ調達する。足りなければ、外国から調達する。農家さんが困るんだったら、それは別でしっかり政策を打つ必要があると思う。もう供給量も官僚がコントロールするのをやめないといけないと思います。それが全部、ここでひずみが出てきていると思う」と自身の見解を述べた。
