「アルツハイマー型認知症」公表の橋幸夫 23年に一度は引退も...“復活”「御三家」として一時代築く
2025年5月20日(火)15時41分 スポーツニッポン
テレビCMなどでおなじみの通販会社「夢グループ」は20日、所属する歌手の橋幸夫(82)が「アルツハイマー型認知症」の診断を受けたと公表した。
会見で公開された診断書によると、22年12月に軽度のアルツハイマー型認知症と診断された。その後失見当識が進行し、昨年12月に中等度のアルツハイマー型認知症と診断されたという。また、「陳旧性脳梗塞」も明らかにした。
橋は1960年のデビュー曲「潮来笠」、吉永小百合とデュエットした62年の「いつでも夢を」など大ヒットが多数。「いつでも夢を」では日本レコード大賞を受賞するなど、賞レースの常連だった。舟木一夫さん、西郷輝彦さんとともに「御三家」と称され一時代を築いた。
60年以上にわたりマイクを握り続けてきたが、声帯の筋肉の衰えを理由に、2023年5月3日をもって歌手活動からの引退を決意。これに先立ち、後継者を選ぶための「橋幸夫二代目オーディション」が開催され、川岸明富さん、徳岡純平さん、進公平さん、そして歌手の小牧勇太さんの4人が合格。橋のラストコンサートで正式に披露された。
しかし、24年4月15日、引退からわずか1年足らずで引退を撤回すると都内で「謝罪会見」を開き、活動復帰を発表した。
私生活では22年4月に京都市の京都芸術大へ通信教育課程で入学。書画コースを専攻していることを明かしていた。