河合優実、阿部サダヲから『あんぱん』撮影中に粋な贈り物
2025年5月21日(水)8時15分 オリコン
連続テレビ小説『あんぱん』の場面カット(C)NHK
中園ミホ氏が手掛ける第112作目の連続テレビ小説は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに描く。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロイン・朝田のぶと柳井嵩の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでの道のりを通じて、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語を届ける。
河合が演じる朝田蘭子は、真面目で器用なしっかり者の次女。誰が何を考えているかを察し、的確な行動をする…という役どころだ。
今作が朝ドラ初出演となった河合。放送直後から反響の大きさを肌で感じているといい「朝ドラ以外の現場でも『見てるよ!』とお声をいただくことが多いですし、やっぱり家族、親戚が楽しみにしてくれている。毎朝、お茶の間に流れるということのうれしさが身にしみています」。家族そろって『あまちゃん』を見ていたことが強く記憶に残っているようで「今回も誰かの記憶に残る作品になればいいなって思っています」と願った。
視聴者の間では、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の親子役でも話題となった阿部サダヲ(屋村草吉役)との再共演が話題となっている。河合自身も「ずっとお世話になってきた大先輩なので、今回もみんなを安心させてくれる力を撮影ですごく感じています。本当に楽しいですね、阿部さんがいらっしゃると」と撮影の日々を楽しんでいるようだ。
かつて父を演じた阿部からは「『あんぱん』の撮影期間中に『日本アカデミー賞』で賞(最優秀主演女優賞)をいただきました。そのときに阿部さんがシャンパンを贈ってくださいました」と明かし「すごく粋でした。普段、ずっとふざけているのに、そういうときはすごく優しいんです(笑)」とうれしそうに語った。
また、蘭子の姉でヒロイン・のぶを演じる今田への印象を問われると「朝ドラの座長として素晴らしいと思います。私からは想像がつかないくらい心身ともに疲れていると思うんですけど、私達に疲れた顔を見せたことがない。すごく自然に無理なく楽しく現場に来てくれているように見えて、本当にポジティブな影響を与えてくれています」とリスペクトのまなざしを向ける。
記者から今後、河合自身が朝ドラヒロインを務めることを期待する声があがると「いや、怖くなりました(笑)。何があるかわからないですけど、美桜さんが本当に素晴らしくて、『こんな風に一年間、走り抜けられるのかな』って」と本音をのぞかせつつ「今回、ご一緒させていただいて、大きな作品の座長をやるということの希望をいただきました」と語り、尊敬の思いを口にしていた。