「あんぱん」蘭子の“正義が逆転”「そんなの嘘っぱちや!」ネット滂沱「目腫れる」河合優実の圧巻演技絶賛

2025年5月21日(水)8時18分 スポーツニッポン

 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日、第38話が放送され、若き石工・原豪(細田佳央太)の戦死が判明。出征前夜にようやく結ばれ、最愛の人の生還を待ち続けた朝田家の次女・蘭子の“正義は逆転”した。蘭子役の女優・河合優実(24)が圧巻の演技を披露。インターネット上で大きな反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 第38話は、朝田家は原豪(細田佳央太)の戦死の報せに悲嘆。皆が口々に「豪は立派だった」と語る中、朝田蘭子(河合優実)は一人押し黙る。深夜、線香を絶やさず起きている蘭子に、朝田のぶ(今田美桜)は掛ける言葉がない。翌日、のぶの生徒が焼香に訪れ「いつかお国のために立派にご奉公したい」。蘭子はいたたまれず出ていってしまう。石置き場に佇むと、豪との思い出がよみがえる。追い掛けてきたのぶに、蘭子はどこが立派なのかとつぶやき…という展開。

 蘭子「どこが、立派ながで。みんなが立派やという度に、何遍も何遍も聞く度に、うちは悔しゅうてたまらん」

 のぶ「豪ちゃんは、蘭子や、うちの家族や、この国の人らあのために、命を懸けて、戦うたがや。やき、立派やと、言うちゃりなさい」

 蘭子「どういて。豪ちゃん、もうもんてこん(帰ってこない)のに」

 のぶ「豪ちゃんの戦死を、誰よりも、蘭子が誇りに思うちゃらんと」

 蘭子「お姉ちゃん、本気でそう思うちゅうがかえ?男の子は兵隊になって戦争に行きなさい。命を惜しまず戦いなさい。豪ちゃんみたいに名誉の戦死をしなさい。戦死したら、みんなで立派やと言いましょうって」

 のぶ「そうながよ」

 蘭子「そんなの嘘っぱちや!みんな嘘っぱちや!(涙があふれ)うちは…うちは豪ちゃんのお嫁さんになるがやき。絶対にもんてきてよって言うたがよ。豪ちゃんも、もんてきますって言うたがやき。絶対にもんてきますって。もんてこん…もんてこん、どこが立派ながで!みんな…みんな嘘っぱちや。うちは立派らあて、決して立派らあて思わんき!」

 駆けつけた朝田羽多子(江口のりこ)が蘭子を抱き締める。「泣きなさい。思いっきり泣いたらえい」。のぶも涙。「逢いたい…豪ちゃんに逢いたい!豪ちゃん…」。蘭子は泣きじゃくった。

 豪のため、のぶの慰問袋作りに献金していた蘭子だが、最愛の人を失い“正義は逆転”した。

 胸をえぐられるラスト約5分。SNS上には「朝から目がパンパンに腫れるほど号泣」「化粧したのに…無理だよ、これは…朝からボロ泣き」「のぶはのぶでつらいな。このまま教師を続けられるだろうか」「豪ちゃんに鼻緒をすげ換えてもらう時の蘭子の表情たまらなかったな」「河合優実の演技に見入る。前半の光が消えた無の演技。後半の怒りと悲しみに満ちた魂の叫び。朝ドラとは思えない」などの声が続出。視聴者の滂沱(ぼうだ)の涙を誘い、朝ドラ初出演となった若手きっての実力派・河合優実の入魂演技に絶賛が集まった。

スポーツニッポン

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