フジ政治部デスク 江藤農相の急転直下の辞任に「野党が内閣不信任案を検討...事実上、更迭に追い込まれた」

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　フジテレビ政治部デスクの高田圭太氏が21日、同局の情報番組「サン！シャイン」（月〜金曜前8・14）にリモート出演。江藤拓農相（64）が21日、閣僚の辞表を石破茂首相（68）に提出し、受理されたことに言及した。

　「コメは買ったことがない」と述べた自身の発言が混乱を招いた責任を取った。事実上の更迭とみられる。首相は政権運営への影響を懸念し、続投方針から一転した。後任に小泉進次郎自民党前選対委員長を起用する方針を固めた。昨年10月の石破内閣発足後、衆院選の落選者を除き閣僚辞任は初めてで、政権運営への打撃となる。

　江藤氏は辞表提出後、官邸で記者団に「国民がコメの高騰に大変苦労している中、所管大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。改めて心からおわびを申し上げたい」と述べた。辞表提出の理由について「米価を下げるには国民の信頼が欠かせない。信頼を損なったということであれば一線から身を引くことが国民にとって良いことだと判断した」と説明した。

　高田氏は、急転直下の辞任について「最大のきっかけは昨日、野党がこのまま江藤さんを続投させるなら不信任の提出も検討すると言ったことですね。今は野党が多数を握っていますので、野党がまとまれば不信任決議案を提出すれば通りますので、そうすると法的拘束力はないんですが、事実上、不信任を受けた内閣の審議には応じないという理屈ができてしまうので、これはもう詰んだという状況に昨日の時点でなっていたということで、石破さんとしてもできれば頑張ってほしいと思っていたんですが、もうここは事実上、更迭に追い込まれたという形と言っていいと思います」と解説した。