33歳で芸能界引退の元ミスマガジン女優 現在の職場で役立つ演技経験「寄り添って、そうだねと肯定して」
2025年5月23日(金)17時24分 スポーツニッポン
ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月〜金曜後9・00)が22日、配信され、5年前に芸能界を引退した映画主演経験もある元女優が、介護業界への転職後について語った。
番組では、過酷な労働環境や人手不足、見合わない待遇など、なかなか改善が見られない介護の現場について特集。現場を知る介護職員として番組に出演したのが、元女優の岩佐真悠子さん(38)、元タレント西田美歩さん(39)だった。
岩佐さんは16歳でミスマガジンのグランプリを受賞し、芸能界デビュー。ドラマ「Deep Love〜アユの物語〜」や映画「受難」で主演を務め、女優として演技力が高く評価された。そんな中、20年に33歳で芸能界を引退したことを報告。既に介護職をしていた西田さんの存在もあり、岩佐さんも介護の世界へ飛び込んだ。
介護職員が置かれた状況は、やはり厳しいという。「大変なこととか、待遇がいいとは言えない部分とか、問題は山積み」というものの、やりがいも感じていることを明かした。「やっぱりおじいちゃん、おばあちゃんたちと接してという仕事の内容自体は凄く魅力を感じて、楽しいなと思っている。もうちょっと介護業界を良くしていけないかな?と思って、こうやって2人で活動を(している)」と語った。
女優として活動した経験が、現在の仕事に役立っている部分もあるという。「認知症の方とかと接する時、女優じゃないけど、お芝居の部分ってあるんですよね。自分がいる場所が介護施設だと思ってないとか、今これをやらなきゃとか、その場、その場に合わせて、話を合わせる…というと言い方は悪いですけど、寄り添って、“そうだね”と肯定して」と説明していた。