復活の兆しを見せる【手越祐也】バラエティータレントとしての魅力を再検証!
2025年5月24日(土)10時35分 All About
2025年に入り、バラエティー番組への出演が急増している手越祐也さん。そこでこの記事では、これまでの出演番組を基に、手越さんのバラエティータレントとしての魅力を再検証します。(サムネイル画像出典:『しゃべくり007』公式X)
そんな手越さんですが、2025年に入ってから『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)をはじめ、かつてレギュラーだった『世界の果てまでイッテQ!』(同局)や、『しゃべくり007』(同局)など、さまざまな番組に出演。各番組では持ち前のトーク力で話題を生み、完全復活も間近の印象です。そこで今回は、これまで出演した番組を基に、元テレビ局スタッフが手越さんのバラエティータレントとしての魅力を再検証します。
手越祐也のこれまでの経歴を紹介!
まず、手越さんのこれまでの経歴を振り返りましょう。1987年11月11日生まれの手越さんは、2003年にアイドルグループ・NEWSのメンバーとしてCDデビュー(メジャーデビューは2004年)。グループでの活動と並行して、メンバーの増田貴久さんとボーカルユニット・テゴマスを結成し、人気を獲得します。個人では、俳優としても活動するほか、2007年から『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にレギュラー出演。同番組でバラエティータレントとしての才能が開花し、その後はサッカーを中心にスポーツ番組のMCも任されるようになります。そんな手越さんは、2020年にNEWSを脱退して事務所を退所。フリーとなってからは『世界の果てまでイッテQ!』などのキー局のテレビ番組への出演がなくなり、アーティストやYouTuberとしての活動がメインとなっていました。
独立後、ローカル局からはじまった手越祐也の逆襲
キー局でのテレビ出演はなくなったわけですが、そんな中でもローカル局の番組や配信番組には出演していました。『手越祐也のアート!アート!アート!』(RKB毎日放送)や『手越祐也の「先生!ゴルフ教えテイッ!」』(GAORA SPORTS)など、自身の趣味を生かした番組に参加。独立後、関東地区で初冠番組となった『ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)』(テレビ埼玉)では、体を張った企画に挑戦するとともに、しっかりと番組をまわすバラエティー能力の高さを見せました。また、2024年9月に配信された『トークサバイバー!ラスト・オブ・ラフ』(Netflix)のシーズン3にもゲスト出演し、「事務所独立前の手越さんがインタビューに答える」という設定の企画に挑戦。手越さんは芸人たちが考えたむちゃくちゃなエピソードに応えたのですが、どんなきついネタにも真顔で対応して大絶賛されました。独立後、キー局の番組への出演は激減したものの、バラエティー好きからは改めて「面白い」と評価を受けたのです。
ついに本格復帰! 進化を続けるバラエティースキル
そんな手越さんのキー局本格復帰となったのが、2024年10月13日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』への出演です。手越さんは同番組へ4年ぶりに出演し、内村光良さん、宮川大輔さんと6年ぶりとなる「男3人祭り」を復活させました。「世界で一番盛り上がるのは何祭り? in イタリア」という企画で「ウナギ祭り」に参加し、立ちこぎボートレース「金のパラデッロレース」に出場。手越さんはブランクを感じさせない大活躍を見せ、番組は高視聴率、TVerでの再生数も記録的な数字をマークしました。この時の活躍や高視聴率が認められたのか、2025年になって番組出演が増加。放送された番組を見る限り、バラエティータレントとしてのスキルは衰えるどころか、進化を続けているといえます。
2025年出演番組でも爪痕を残しまくる!
まず、1月に出演した『ダウンタウンDX』では、松崎しげるさんとペアで出演。VTRでは手越さん宅での宅飲みの様子を紹介し、大先輩である松崎さんとのコンビネーションを見せて笑いを生み出しました。また、半年ぶりの出演となった2025年4月の『世界の果てまでイッテQ!』では、スキー板をつけたイスで雪上コースを滑走する「バーのイスレース」に宮川さんと参加。こちらでは抜群の身体能力を生かし、レースで大健闘しました。トークもさえわたっており、ロケを完璧にこなしたといっていいでしょう。そして5月12日放送の『しゃべくり007』では、サプライズで母親が登場。かなり突っ込んだトークも披露して、放送後にはSNSで大反響となりました。番組では手越さんの初恋相手も登場しましたが、現在でも全く手越さんに興味がないという展開で笑いを演出。スーパースターというキャラクターを守りながら、話を組み立てる能力の高さを見せました。
これから見逃せない「手越祐也の勇姿」
ここ最近の手越さんは、バラエティータレントとしてさらにスキルアップしている印象です。トークはかつてより落ち着きが出て、エピソードも非常に聞きやすくなっています。『世界の果てまでイッテQ!』を見る限りでは、ロケの対応能力も円熟味が出て、抜群の安定感がありました。いろいろなことを経験し、その経験をタレント活動にうまく生かせていると感じます。ここ数年キー局の番組に出演していなかったのが嘘のように、オファーが増えている手越さん。アーティスト活動以外にも、バラエティー番組で活躍する手越さんを待っているファンは多くいることでしょう。今年こそは、さまざまな番組で視聴者を笑顔にする手越さんの勇姿が見られることを期待しています。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)