後輩には高級焼肉を“3桁万円”おごり、「先輩の指示は絶対」で年上ウケも抜群…中日・涌井秀章(38)が全方位から愛される“納得”のワケ
2025年5月24日(土)8時0分 文春オンライン
5月14日のヤクルト戦で6回無失点と好投し、今シーズン2勝目を挙げた中日のベテラン・涌井秀章投手(38)。史上5人目となる所属4球団での2桁勝利となった。
西武、ロッテ、楽天を経て2022年に中日に移籍。横浜高時代から注目を集めた好投手も、プロ生活21年目を迎えた。
「かつては男女関係のトラブルを週刊誌に報じられたこともありましたが、16年、自身と同じ千葉県松戸市育ちのモデル・押切もえ(45)と結婚し、一男一女をもうけたのが転機となりました。所帯を持って落ち着いたのが、プレーにも良い影響を与えています」(スポーツ紙記者)

細川成也にご馳走した金額は「3桁(万)を超える」
後輩の面倒見の良さは今や球界トップクラスだ。
「キャンプ中から高級焼肉、ステーキなどの食事を奢りまくっている。大食漢で知られる細川成也外野手(26)にご馳走した金額は『3桁(万)を超える』と告白したことも。単身赴任で名古屋に住んでいるため、後輩を誘いやすいそうです」(球団関係者)
後輩からの人望も篤く、芸能人との交際の相談に乗ることもあるという。
「それでいて、決して偉ぶらない。記録を達成した14日のお立ち台では、並んで登壇した後輩の上林誠知外野手(29)が『おじちゃんの時に援護できて嬉しい』とイジりましたが、いつも通り飄々としていました」(同前)
横浜高校の“あの大先輩”も涌井がお気に入り
そんな涌井、人気なのは後輩からだけではないようで……。
「横浜高の6年先輩で野球解説者の松坂大輔氏(44)も、涌井が大のお気に入りなのです。オフに松坂氏が参加する野球教室には、涌井が“相棒”として召喚されることが多い」(前出・記者)
横浜高時代には“松坂二世”とも称された涌井。昨年12月、西東京市の早稲田大東伏見キャンパスで開催された野球教室に松坂氏が参加した際も、わざわざ名古屋から駆けつけ、松坂氏と同年代の球界OBに混ざって子供を指導した。
「横浜高OBの中でも、セ・パ両リーグで実績を残している現役投手は涌井くらい。松坂氏は『体が動く良いお手本を連れてこられる』と喜んでいます。かたや涌井は『先輩の指示は絶対』という姿勢。律儀に参加することで松坂氏の心を鷲づかみにしています」(同前)
イベント関係者も語る。
「涌井投手はトークは決して上手い方ではないが、子供目線で会話するのが上手いので、親御さんからも好評。現役を退いても仕事は引く手あまたでしょう」
あらゆる方面の心を射止める制球力もまた一流なのだった。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年5月29日号)