キンタロー。、亡き母と18年ぶりの“再会”「もっと早く帰れば良かった」と後悔の念

2025年5月26日(月)12時0分 マイナビニュース


日本テレビ系特番『異人たちとの夏』が、きょう26日(23:59〜)に放送される。
2002年に半年間深夜に放送された『マスクマン!』の名物コーナーだった『異人たちとの夏』。これは、ゲストがCGで再現された“異人”と対峙(たいじ)するトーク番組だ。
“異人”とは、今の自分にモノを申したい“過去の自分”や“亡くなってしまった大切なあの人”。現実にはあり得ないシチュエーションだが、話しているうちに、本当にその人が蘇ったかのように、ゲストは“リアルな気持ち”を語りだす。
23年ぶりの放送で、最新技術でCGは大きく進化。村上信五(SUPER EIGHT)、藤本美貴、佐久間宣行が見届け人として出演する。
○調子に乗りすぎていた中学時代…学校で仲間外れに
最初に“異人”からの招待を受けたのは、モノマネ芸人・キンタロー。“異人”は、中学生の自分・田中志保だ。キンタロー。は、その頃から芸人になることが夢だったという。夢がかなって一緒に喜ぶ2人だが…。
“自分は面白い”と調子に乗りすぎていたこの頃、気が付くと友達が自分から離れ、学校に行くことがつらくなってしまっていた。そんな暗黒時代の志保を救ったのは、テレビだった。今回、志保に会えたことで、改めて当時の自分と向き合えたキンタロー。。仲間外れに苦しむ志保に、今の自分が伝えた言葉とは。果たして心境の変化はあるのか。
次に現れた“異人”は、26歳の時に急な病気で亡くなった母・照子さん。18年ぶりの“再会”だ。小さい頃のキンタロー。は、母の寝顔をカメラで撮って、現像した写真を並べて遊ぶ、かなりのいたずらっこだった。実はそのいたずらには理由があった。今回その理由を母に初めて明かすのだが、その目には涙が…。
そんな母に、芸人になった姿を見せたかったと語るキンタロー。「それなら今見せて」とリクエストする母に、母が昔大好きだった上沼恵美子さんのモノマネを披露する。
さらに“異人”が、当時作っていた思い出の料理を運び込む。それは母の料理の中でキンタロー。が大好きだったもの。その懐かしい味とともに当時のエピソードを思い出し、キンタロー。はまた涙する。
そしてキンタロー。は結婚し、2人の娘がいることを母に報告。自身が母となり、今だからわかる母の苦労に、改めて感謝の意を述べる。
話は、母の体調が悪くなった時のことに及ぶ。「もっと早く帰れば良かった」と後悔の念を吐露するキンタロー。。今でもたまに母が夢に出てくるそうだが、今回、直接話すことができたことを心から喜ぶ。そして母に誓った決意とは。
異人たちと対峙したキンタロー。を見て、佐久間は「俺、この時点でグッと来ちゃった…」、藤本は「『トゥームレイダー』の奥にこんな悲哀があるとは…」、村上は「自分の人生へのフラッシュバックがメチャクチャある」と語った。
○亡き父からの問いかけに涙
次に“異人”からの招待を受けたのは、酒井一圭(純烈)。10歳の時に『逆転あばれはっちゃく』の主演で芸能界入り。俳優として活動した後、35歳で純烈として歌手デビューした。全国のスーパー銭湯で下積みを続け、今や『紅白歌合戦』7年連続出場を果たすグループに成長した。
そんな酒井を待っていたのは、32歳の酒井。“異人”の第一声は「未来の俺、太ってるねえ」。当時は今より30キロも痩せていて、外見は大違い。「カッコいいは食えなかった」と自身が語るのは25歳で『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオブラックを演じた頃のことだ。その後、俳優業が思うようにいなかい中でも、大好きな競馬は止められずにいた。本人いわく「競馬ないと芸能(活動)頑張れない」。当時400万円の借金があったと言う。返済できたのはやはり『ガオレンジャー』のおかげだった。
俳優はお金にならないと、純烈を結成するも、なかなか売れなかった。でもなぜか、その状況を意外と楽しんでいたと言う。当時を振り返り、「なんか俺、さわやかなクズだね」と、しみじみ語る。
しかし苦労を重ねて2018年、『紅白歌合戦』に出場。当時を懐かしみながらも、変わらない自分のスタンスを再認識する。
次に現れた“異人”は2015年に他界した父・伸一さん。「久しぶりやな、カズ。元気しとるのか?」という問いかけに、酒井の目には早くも涙があふれ出る。
結婚当初は収入がなかった酒井。そのことを心配した父が、内緒で家計を支えていたのだ。父の死後、酒井はそのことを知らされる。
涙で目を赤くする酒井に、“異人”が思い出の料理を息子に届ける。土日は父が料理を担当していたという。酒井は懐かしの味に当時を振り返る。そしてそれを食べながら、この世界に入ったきっかけをふと思い出す。さらに“異人”がもう一つ用意したのは、父の夢だったという一品。夢が叶う瞬間が訪れる。
父が死んだ時、後悔したこと、そして誓ったあることを告白。さらに一度でいいから『紅白歌合戦』で歌っている姿を見たかったという父に歌を披露。もう会えないと思っていた父との出会い、「自分の中で何かの決着がついた」という酒井だが…。
異人たちと対峙した酒井の姿に、村上は「親父と一回焼き鳥屋に飲みに行ったことを思い出した」と語る。
【編集部MEMO】
『異人たちとの夏』を企画した放送作家の堀江利幸氏は、マイナビニュースのインタビューに「入念なリサーチをして、想定台本を作って、裏の声の人に亡くなった方になりきってしゃべってもらいますが、無機質なアバターにだんだん魂が宿ってくるというか、蛭子(能収)さんの回では本当に夫婦の日常の会話に見えてきました。20年以上前の技術なので、アバターの動きが少しカクカクしてますけど、蛭子さんは生身の奥さんに話しかけるようで、すごく感情を揺さぶられる収録になりました」と語っている。
(C)日テレ

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